DX系の踊り子さんの中で、最も印象に残っているのは白雪恋叶さん。

 

 今回ご紹介するのは、2012年いっぱいで引退を表明しているDX歌舞伎の白雪恋叶さんに渡した手紙である。この中に、レポート「元祖/国民的アイドル 白雪恋叶」としてまとめてみた。

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 2012(H24)年8月結の週、池袋ミカド劇場に夏休みをとって朝から観劇している。

 お気に入りの若手三人が出演中。三番目の時咲さくらさん(TS)、四番目の小森ななさん(TS)、五番目の六花ましろさん(渋谷道劇)と続く。この三連発に心ウキウキ、大満足しながら元気パワーをもらっていた。その後、ラストに白雪恋叶さんが浴衣姿で登場。演目「夕涼み」を観ていたら、これまで高揚していた気持ちがすーっと落ち着いてしっとりしてくるのが分かった。若手とは違う大人の色香を感じずにはいられない。お口直しみたいに、本物のストリップの醍醐味を味わった気分になった。

 

 改めて思うと、先の若手三人もアイドル級に輝いているが、白雪恋叶さんのデビュー時と比較すれば、三人束になっても恋叶さんには太刀打ちできない。恋叶さんこそがまさに「元祖/国民的アイドル」だった。

 

 彼女はH18(2006)年2月1日にDX歌舞伎からデビュー。だから七年目に入っている。

 デビューのときの衝撃は忘れられない。まさにアイドル級にかわいい美少女の登場に目を丸くした。現在のAKBに全く負けていない。私は、先にDX歌舞伎からデビューしていた浜咲ルカさんから友達の恋叶さんのことを聞いていて、今度デビューするから是非応援してあげて!と頼まれていた。私は当時、仙台に単身赴任して一年目で、休日に東京遠征して2月4日に初顔合わせ。ポラの行列がハンパじゃなかった。一時間くらい並んで漸くポラ撮影ができた。初対面からすごく人懐っこく笑顔で応対してくれた。一発で彼女の魅力にはまる。いつものように手紙を渡したが読む暇なんかないだろうね。「お手紙ありがとうございます。時間があるときに返事します。」とコメントしてくれた。

 一目でファンに落ちた私は、仙台からちょくちょく遠征して会いに行った。

 しかし、恋叶人気が爆発しており、たくさんの取り巻き隊がいた。素人時代からの追っかけがたくさんいた。DX歌舞伎で開催される素人大会は人気があった。素人の娘たちとピンク遊びができた。ただ素人大会は女の子たちが皆アイマスクをしていた。顔が分からない状態でファンになるというのは私には理解できないのだが、それでも恋叶さんは既にオーラを出していたのだろう。たくさんのファンがいて、すごい人気者になっていた。私なんかがたまに応援に行っても相手をしてもらえる感じではなかった。しかし、取り巻きがいても、恋叶さんはお客全てに笑顔で接してくれるので嬉しかった。私の場合は恋叶さんの仲良しであるルカさんと既に仲良くしていたのが少し奏功したかな。手紙も読んで反応してくれてたから印象には残ってもらえた。

 いつだったか、デビューから少し経った若松劇場で、取り巻き隊が恋叶ファンの名簿作りをしていた。顔写真入りで作って、恋叶さんにプレゼントするらしい。顔見知りの恋叶ファンが私に声をかけてきた。ファン名簿が大体できたところで恋叶さんに渡したらしい。すると、恋叶さんが私の名前が入っていないと指摘したそうな。私のことをすごく気になるお客さんと評してくれていたようだ。その顔見知りの方が、恋叶さんにそう言ってもらえるなんて本当に羨ましい限りですよと話してくれた。これを聞いて私は感激した。私はこんな顔ですがどうぞ撮って恋叶ファン名簿に載せて下さいと喜んで応じた。

 

 こうしてデビューの早い時期から恋叶さんとは仲良くさせてもらった。

 思い出深いのが、デビュー一年目のH18年9月頭の仙台ロックのDX歌舞伎大会。先行してH18年3月頭に、浜咲ルカさんが仙台ロックにのってくれたこともあり、仙台ロックが一気にDXKモードになる。当時のDXKは素人大会出身者がたくさんいて、仙台ロックDXK大会には恋叶さんの他に、持田那有さん、水姫真名さんがのってくれた。まさしくDXK全盛時代だったね。私は本当に大感激だったよ。

「私もこの日を楽しみにしていました。初日からありがとうございます。今週も頑張りまーす。」「今週はみんなで牛タンを食べに行ってきまぁす(笑)」 私が会社帰りに仙台ロックに寄るのを楽しみにしてくれたな。懐かしいです。「今日の2stは拍手がなかったり、雰囲気が悪い感じでした。正直ポラも売れなかったし・・・でもタロウさんが来て目が合ってから、みんなが拍手してくれるようになったし、場内の空気が和らぎました。安心して踊れました。ありがとうございます。」 私が考案した仙台ポラ・ポーズを喜んでくれたね。「ささかまぽこのポーズだね☆ 仙台シリーズ楽しいね(笑)」「仙台シリーズは制覇したいな☆」

 

 四年間の仙台単身赴任が終わり、関東に戻って、一早くお会いしたいなと思ったのが恋叶さんでした。H22年8月2日、渋谷道劇で久しぶりに再会。

 アイドル少女というイメージが強い恋叶さんが大人の女性に変貌していたのには驚いた。もちろんアイドルの面影はあるものの、以前にはなかった艶めかしい色香を放つようになっていた。「いやぁ~、久しぶり会ったら、恋叶さんも大人っぽくなったと思ったよ。デビュー以来、抜群のかわいらしさでアイドル路線を爆走していた恋叶さんも、五年目を迎えて艶っぽい蝶に変貌したかなぁ。。。あなたに抱かれて私は蝶になる~♪という感じで(笑)」と私は恋叶さんへの手紙に書いている。ちょうど、この蝶の曲を使ってたよね。

 なお、恋叶さんのヌードは、さすが剣道で鍛えただけあって、以前のように若々しい張りがあり、相変わらず私を興奮させてくれた♡

 仲良しの踊り子さんとの久しぶりの再会は心が弾む。「お久しぶりです。お元気でしたか?  お手紙久しぶりで嬉しいです。今週は楽しいメンバーですので楽しんでってね!」「お話も楽しく読ませて頂きましたっ♪ 今週またお会いできると綾瀬ナナ姐さんに聞きました(笑)」 「オリンピックの話、踊り子さんも勝ち負けではなく、頑張ってきたものをお披露目する場であり、見てくれた人が感動してくれたり、喜んでもらえたら、それは最高の賞賛だと私は思ってます。 仙台ロックの話も心に響きました。人とつながったからいろいろドラマがありますね。人生の財産だと思います。これからもストリップ街道まっしぐらでお願いします(笑)」

 あまりにも楽しかったので、翌週、大和にも追いかけた。私にとって初めての大和観劇。「初乗りおめでとうございます(笑) まさか今週会えると思ってなかったのでびっくりしました! 遠いのにありがとうございます!!」 そのときの観劇レポートを書く。「大和レポートありがchu。楽しく読ませて頂き、愛を感じました。」「ステージの感想嬉しかったです! タロウさんには恋叶の伝えたいことが全て伝わっていて嬉しいです!」

 

 出会ってから、六年以上のお付き合いになりますね。

 最初のうちは、会うたびにときめきを感じ、今では会うたびにやすらぎを感じます。

 恋叶さんのファン層も、歳月とともに変わっていったようですが、ただ、ぬまっちや私のように変わらずずっと恋叶さんと仲良くしてきたファンもいます。

 デビューからのたくさんのポラをいま眺めながら、恋叶さんとの短いようで長い年月が楽しく、優しく、懐かしく語ってくれます。

 

 白雪恋叶・・・まさに名前のとおり、彼女はメルヘンの国からやってきた白雪姫だった。たくさんの小人たちが彼女の周りに集まってきて、楽しいひとときを送ってきた。

 恋叶さんにとっても、ステージはスポットライトを浴びる、まさに「光の国」だった。もっとこの世界に居たいという気持ちもあるようだが、新しいことを見つけて、それに挑戦していきたいと引退を表明している。我々ファンは愛をもって恋叶さんの意思を尊重し、その選択に粛々と従います。私の記憶が正しければ、恋叶さんも二十代最後として、一つのけじめをつけたかったのかなと感じます。ともあれ、我々の白雪姫は、普通の女の子へ戻り、そして現実の生活に帰っていくことになる。

 アイドルとは青春の偶像か、青春の投影か。恋叶さんをアイドルとして崇拝し、青春を重ねてきたたくさんのファンがいることだろう。もうすぐ恋叶さんをステージで観れなくなる。別れを前に淋しさが胸を締め付けてくる。それでも、恋叶さんと同じ時間、同じ空間を共有できた幸せをストリップ・ファン冥利と感ぜずにいられません。

 こんな私と仲良くしてくれて本当に嬉しかったよ、りんこ♪

 今は、恋叶さんに、感謝の言葉しか見つからない。本当にありがとう!

 残り少ない踊り子としての時間、そして、これからの恋叶さんの人生を心から応援させて頂きますね。

 

平成24年8月                          池袋ミカドにて