今回は「オリンピックよりストリップ!?」(その5)という話。
2012年8月上旬、ロンドン・オリンピックが開催。選手の笑顔と涙。まさに五輪は躍動している。
その中、私はせっせとストリップ劇場通い。ちょうど四年前と同じく「オリンピックよりストリップ!?」というところ。
では全くオリンピックを観ていないかと云うとそうでもない。車で劇場とかに移動する間、カーナビでオリンピック情報はしっかりキャッチしていた。しかも、たまたまだが最初の2個の金メダルを取る瞬間を生中継で観ていた。(ただいま8月4日時点では金メダルは2個のみ)
一つ目の金メダルは、女子柔道57kg級の松本薫さん。7月30日(月)、ちょうど車のカーナビで金メダルの瞬間を観ていた。
もうひとつの金メダルは、体操男子個人総合の内村航平さん。TSの楽日7月31日(火)、深夜帰宅してTVを点けたら金メダル候補の内村選手が出ていたので、ついつい8月1日(水)AM3時半の金メダル獲得の瞬間まで観てしまった。私は昔から体操競技が大好き。内村選手の金メダルは固いと当初から思っていたが、一緒に出場していた田中和仁選手が途中まで健闘して高得点が続き、もしかしたら日本人が金銀を独占するかもと期待して見入ってしまった。結局、田中選手は最後の2種目で、床運動の尻もちとあん馬の落馬がひびき、5位に後退してしまった。でもよく頑張ってくれた。
今回のロンドン・オリンピックでは、メダル数はそこそこ頑張っているものの、金メダルがなかなか取れない。男子柔道は初めて金メダル・ゼロに終わってしまった。
そんな中、今回の金メダルについて感じたことを話してみたい。
●.気迫こそが壁を乗り越える力
柔道の松本選手は、金メダル獲得する瞬間まで、ずっと鬼のような形相をしていた。まさに鬼気迫る気迫が全身からのぼっていた。対戦相手が見たらびびりあがってしまうほど。
金メダルを目指す選手は、それだけの資質・才能に恵まれ、練習で努力し、好運にも恵まれて、オリンピックに出場している。しかし、金メダルは簡単には獲れない。金メダルをもぎ取るためには、才能・努力・好運だけでは足りない。なにがなんでも金メダルを獲る!という気迫・執念が必要なんだと、松本選手の姿を見て改めて感じた。
気迫・・・スポーツでいうハングリー精神。なにかをやり遂げるうえで最も大切なもの。平和ボケしている今の日本人に最も欠けているものかもしれない。
私自身、松本選手の姿を見て、自分が情けなくなった。若い頃、目標を持ち頑張っていた自分は確かに輝いていた。最近は漫然と日々を送っている。ダメだねぇ~。24歳の松本選手に大切なことを思い出させてもらった。
ふと、ストリップに想いを馳せる。
最近、ほんと新人さんが続かず嘆きたい。踊り子としての美貌、ダンスセンスの良さ、明るい性格などを兼ね備え、ファンも付いてきたにもかかわらず、続かずに辞めてしまう新人さんがたくさんいる。一度は踊り子になるべく決意をしてデビューしたにもかかわらず、途中でリタイアするなんてもったいないなぁと思う。楽屋生活が合わないとか原因はいろいろあるだろうが、やはり踊り子を続けようという気迫が足りなかったんだと思う。
●.真の美しさを求める
体操というのはアクロバテックな技術面が強調されるが、Artが本来‘芸術’と‘技術’の意味を持つごとく、本来の体操というのは真に美しいものだと私も感じる。
しかし、普通の人は技術を求めるのに精一杯で、美しさまで手が回らない。ところが内村選手は違う。
内村航平選手は、伝統ある日本の男子体操が生んだ真の天才児。美しい体操を目指す求道者である。
NHKスペシャルで内村選手のことが特集されていたが、内村選手は脳内のイメージ・トレーニングがずば抜けているらしい。どんなに難しい技をやっても、着地までのイメージが出来上がっている。だから着地がきれいに決められる。着地は美しい体操の大きなポイントでもある。
では、ストリップで求めるものは何か。
「ストリップの本質はエロスにある」と思っているが、美しさとエロスはコインの表裏。
清純な可愛らしい娘や美しい女性がストリップをやってくれるから興奮する。最近ストリップにはまったというある客が「舞台の上で華麗に踊っている、こんなきれいな娘が、5分後には私の目の前で全裸を晒してくれると思っただけで、すごく興奮してくるんです」としみじみ話していたが、本質を突いている。終始エロスだけを表現しようとするのでは単なる痴女の領域になってしまい、本来ストリップの求める魅力とかけ離れる。我々ストリップ・ファンにとっては、より清純で、かわいく、美しく、あればあるほど、エロスの興奮度は高まる。
であるならば、踊り子はステージにおいて、より高い女性らしい美しさを求めるべきなのだと思う。
●.テンションを維持することの難しさ
今回のオリンピック代表の目玉として、前人未到の五輪3連覇がかかる選手がいる。競泳・平泳ぎの北島康介さん(29歳)、女子レスリングの55kg級の吉田沙保里(29歳)と63kg級の伊調馨さん(28歳)。
北島選手は健闘したが残念ながらメダルに届かなかった。また、無敵を誇った吉田選手も、ロンドン前哨戦で連勝がストップと、3連覇に暗雲がかかっている。
3連覇するためには、おそらく10年以上の間トップ・アスリートの頂点として気力・体力を保持し続けなければならない。これは常人にはできない。それだけをとっても、この3人は偉大な選手である。
ただ思うに、松本選手や内村選手には勢いがあり、まさに今が旬というイメージがある。その点、3連覇を目指す選手たちは30歳近くなり、さすがにアスリートとしての旬の時期が過ぎてきた感がぬぐえない。
いずれにせよ、全ての選手が、気持ちを常に高めておくため、どれだけ苦労したことだろう。また周りの応援がどれだけ支えになったことか。
ストリップも、踊り子としてステージに立つためにはテンションを維持することがとても大切。気持ちが萎えてきたら、その時点でステージに立つ資格がなくなる。また、踊り子のテンションをハイにすべく我々ファンの応援がとても大事になってくる。
最後に、・・・
●.NHKの五輪ソング「風が吹いている」が心に響く。
この曲を歌うのは「いきものがかり」という3人組。ギターの水野良樹さん(29)と山下穂尊さん(29)は神奈川県中央部の小学校からの同級生。なんと小学一年生の時、一緒に金魚にエサをやる「生き物係」をしたことがバンド名の由来という。二人は高1でバンドを組み路上ライブを始めるが、歌唱力がもう一つ。そこに同級生の「吉岡くん」が現れ、妹を紹介。それがボーカルの吉岡聖恵さん(28)。
水野さんが書いた、「風が吹いている」の詞がいい。
<風が吹いている 僕はここで生きていく ・・・・
晴れわたる空に誰かが叫んだ ここに明日がある ここに希望はある>
五輪選手に頂いたたくさんの元気と希望を胸に、これからも仕事にストリップに励んでいきたい。
平成24年8月