大和ミュージックで久しぶりにひめさんのステージを観て、ひめワールドにしばし浸ってみたくなった。

 大和ミュージック楽日(8/30)に続き、一日あけて、シアター上野の初日・二日目と顔を出した。ひめさんが驚き、かつ喜んでくれた。

 

 私が感じたひめワールドを少し述べてみたい。

 

 ひめさんの今回のステージは、白いベレー帽を小粋にかぶった画家であり、また書道ガールズのイメージ。ひめさんが大きな紙に書くメッセージを客が固唾をのんで眺めている。

 ステージというのは白いキャンパスなんだなと思う。踊り子さんがステージを自分色に染めて、それを客が楽しんでいる。今回は青色でしたね。また、ひめさんの場合はステージを所狭しと隅から隅まで動き、時に客席まで縦横無尽に動き回るから、客の目もそれを追ってくるくる回っている。まるで運動会みたいだ。

 

 ストリップって学校みたいだなとも感じる。

 今回のひめさんのステージは美術(書道)の時間。ひめさんは先生で、我々客は生徒。ひめさんの発するメッセージを我々は真剣に受け止めている。

 ストリップは体育の時間。華麗なるダンスを披露。ひめさんの場合は運動会になったりする(笑)。

ストリップは時に、生の保健体育になる。女体の神秘を美しく示してくれる。

 ストリップのことを‘動く美術館’と評した人がいたが、まさにストリップは我々男性に最高の「美」を教えてくれる。

 私の場合は、作文(国語)のお勉強までやっている(笑)。作文は踊り子さんへの手紙であり、ストリップ・エッセイや観劇レポートでもあり、時には創作童話にも発展。また、それはラブレターとして「愛」を語る。手紙交換を通じて「心」を知る。前に、ストリップにおける美・愛・心というエッセイを書いたことがあるが、私はストリップから大切なことをたくさん学んでいる。だから、ストリップは私にとって大事な大事な学校なんです。

 

 初日のポラタイムで、地方から出てきたという客が「淋しさを紛らわせるため、ストリップにはまってしまいました」とひめさんに話してましたが、なるほどストリップは癒しであり、みんなに心の平和を届けているんだなと改めて感じました。

 ひめさんの放つオーラやエネルギーがたくさんの人々に幸せを与えることを願います。

 

平成22年9月