今回は私の経験から「チームショーの魅力」について語ってみます。
以前、仙台ロックで、桜澤まみさん(H20引退)と奥菜つばささんのチーム・ショー Cherry Pieを観ました。演題は「萌え萌えメイド~スーパーマリオブラザース~」で今回の仙台ロックが初出し。
以前、桜澤まみさんは小嶺春さんとチーム Cherry Duckを演じていたので、チーム名を見た瞬間、「Cherryは桜澤の名前から?とすれば、 Pieはつばささんの『おっぱい』からか??(^v^)」と思って尋ねてみたら案の定的中しました。名付け親は小嶺春さんで、春さん曰く「Cherry Pieナイスでしょ。ひらめいたんです。最初はまみねーさんもイヤだよ~とか言ってましたが結局使ってくれました(笑)」。
観ていて凄く楽しい気分になりました。
最近話題の「メイド喫茶」に始まり、エプロン姿から、幼稚園児と母親、最後はスーパーマリオのテレビ・ゲームとすごくテンポよく流れます。
発想もいいし、構成、選曲、振付、とても感心して見ていました。パンティ脱ぎが特に面白い。一体何枚はいてるのかな~、お盆の上のパンティを注文したいなぁ~とおもわず思っちゃいました(^0^)
チーム・ショーの魅力を一言で云うと「豪華さ」ではないかな。ソロとは違った、贅沢な華やかさ。踊りも当然そうですが、オープンショーで2~3人が盆の上に並んだときにはもう、これでもかこれでもかという涎垂の極み。ストリップファンには堪りませんなぁ。。
さて、チーム・ショーには、ダンスを主体にしたものと、ストーリーを主体にしたものがあります。
ダンスを主体にしたものは、左右対称系が多い。二人がきれいに揃うことがポイント。フィギュア・スケートでもペアの華やかさはソロとは比較にならないほど観客を魅了する。まるで宝塚のミュージカルを観ている気分にさせてくれる。どちらが男役でどちらが女役か、というのも面白い。これは組み合わせによって変わる。
チームショーの醍醐味はこの「組み合わせの妙」。一人一人が持っている個性が、組み合わされることによって、単にプラス効果ではなく、相乗効果となって、変化に富んでくる。各人の個性がソロ以上に光り輝いてくる。
もちろん演出は難しい。ソロの比ではない。しかし、だからこそ面白さは桁違い。演出する方も演じる方も一度チームショーの魅力にはまると抜け難いという。
次に、ストーリーを主体とした出し物としてすぐに思い浮かぶのが、以前、渋谷道劇でよく演っていたストリップ・ミュージカル。清水ひとみさんの企画で、毎回毎回いろんな趣向で楽しませてもらった。最近はポラ中心になってほとんどなくなってしまい、とても残念だ。
Cherry Pieはこちらのジャンルに属する。
今回のチーム・ショー Cherry Pieは、何度も観劇し、まったく飽きがこないし、いろいろ考えるものがあった。
本公演は桜澤まみさんの企画・構成。
以前から、私はまみさんのステージを拝見する毎に、前向きにステージに取り組んでいる意欲・姿勢が素晴らしいと感心していました。まみさんはすごく頭がいいし、次はどんなステージにしようかなと常に考えていて、またそのことが何よりも楽しいというタイプです。
今回のチームショーを見ていると、自分のソロだけでなく、他の踊り子さんと組み、相手のキャラをうまく生かすことによって、チームとして新しい自分を表現しようと試みています。またそれが凄く上手い。
今回のチームショーは基本的につばささんのキャラが際立っています。つばささんは幼稚園児は恥ずかしいと言っていましたが、つばささんでないとこれは出来ない、合わない。つばささんだからピッタリ・シックリいってます。それを上手く引き立てているのがまみさんの演技です。cherry duckのときにも同じように感じました。三周年を迎えたばかりの春さんが、あのときのチームショーが自分の踊り子人生のひとつの転機としての意味合いがあったと話してくれました。
自分を上手く表現するのも喜びですが、人の魅力を表現する喜びもまた格別です。まみさんは創造の喜びを知っている人です。彼女のこれからの成長・活躍が楽しみです。