よくベットショーの最中に居眠りする人がいますよね。進行の妨げにはなりませんが、踊り子さんとしては気になりますよね。

 たしかに、ベッドショーなんかでムーディアスな曲がかかると、うとうとしてしまうことがあります。よく居眠りするストリップ仲間に云わせると、「ベットは眠るためにある」なんて言ってますが困りものです。

 

 現代人は寝不足なんだと思います。

 昔の人は、夜暗くなれば寝て、朝明るくなるとともに起きて活動しました。これが大いなる生活のリズムです。人類が誕生してからの永い習慣がDNAに刷り込まれています。

 ところが現代は夜が長い。太陽の明かりに頼らず、電気という灯りを現代人は創り出しました。

 私もついつい夜更かしして、テレビを見たり、こうしてパソコンを打ったりで、深夜2時3時はしばしばです。当然睡眠時間が少なくなり寝不足になります。

 睡眠時間の長さもありますが、寝ている時間帯も大事かと思います。やはり深夜に寝ると眠りが深い。日中に長い時間寝ても、なにか眠りが浅くて頭がぼんやりすることがあります。これは自然のリズムに逆らっているからなんでしょうね。

 

 ストリップには朝がありません。上演時間はお昼から深夜なので、夜型の遊びと云えます。

当然、そこで働く踊り子さんは夜型にならざるをえない。ということは、自然のリズムに逆らっているわけですから自然と不規則・不健康になる可能性が高いわけです。踊り子さんは長く睡眠時間をとらなければ身体が持たないというのもよく判ります。不健康になると化粧ののりも悪いので、いつも綺麗にしていなければならない職業柄としては大変ですよね。

ちなみに、ストリップには朝がないと云いましたが、それなのに、いつ行っても踊り子さんが「おはよう」と挨拶するというのは面白いですね。

 

 一方、ストリップファンも、上演時間の関係から夜型にならざるをえない。

 私も会社帰りによく劇場に寄りますが、帰宅すると午前様になる。当然寝不足になる。

 更に、熱烈なファンになると、休みの日には早朝から劇場に席取りに来る。私もよく早朝から並びます。ふだん朝は弱いのですが、これがストリップのためにはしっかり早くから目が覚めるんですよ。まるで遠足に行くときの子供みたいなもんですね。

 話が脱線しますが、私はこの「遠足の心」って大切だと思うんです。楽しいことの前にウキウキ・ドキドキする気持ち。ストリップを楽しむ気持ちって「遠足の心」ですよね。生活のいろんなところにこの「遠足の心」を持ちたいなぁ。それができれば充実した生活と云えるんでしょうね。できれば毎朝仕事に行く前にこんな気持ちになれればいいなぁと思うんですが、なかなかストリップに行くときのようにはなりませんね(笑)

 話を戻します。このように、ベットショーで居眠りするのもファンの立場としては言い訳があるのかもしれませんね(^0^) 少しは目をつぶってくださいね。

 

 

 最後に、余談ですが、居眠りされないための提案をしてみましょう。

1.参加型のショーにする

 以前、東洋の麻生祥子さん(引退)がやってましたが、大きなビーチボールを客席に投げ込み、それを祥子さんとお客同士で投げ合う。これはけっこう舞台全体が盛り上がる効果もある。             

 他にも、お客とキャッチボールをする等。

 このようにステージにお客を巻き込む方法はお勧め。

 

2.サンタ型のショーを行う。(サンカ→サンタ?)

 クリスマスのときは、サンタに扮してお客に飴なんかを配る。

 若松の夕貴美保さん(引退)が白雪姫に扮してお客の口に皮のむいたりんごを入れていた。

 このようにお客の物欲・食欲を刺激するのも眠気を忘れさせる。

 

3.刺激型のショーを行う

 お客に刺激を与えるやり方もいろいろある。

 よく居眠りしているお客を足なんかでこづく方がいる。これはお客に対して失礼だ。お客としても気まずくて嫌な気分になる。

 お盆の縁に足を組むなど、お客にぶつかるような位置でベットショーを行う。踊り子さんが近づくとやはり迫力があり興奮する。盆周りのお客は意識的に顔を前面に乗り出そうとするが、一方ぶつからないように気をつけなければならない。近くで見たいという気持ちとぶつからないようにする意識のはざまでお客は眠気どころではなくなる。

 お客の目をじっと見詰めるのも一策。

 また、あまりお勧めはしないが凶器で刺激する方法。よく演舞などで剣の舞がある。こういう道具を使用するときには気をつけなければならない(笑)

 

いろいろ工夫してみましょう。