映画『少女邂逅』を観てきた。
…ふむ。
いや「ふむ」としか言えない(笑)
面白かったでも、考えさせられるでも、悲しい、でもない。
ただ、もう一度、観たい。
なんなら結末は、一周回って最初のシーン(の半歩隣)に帰ってきただけ(かもしれない)とも言える。
ただその半歩の為に描かれた映画とも言える、とてつもなく長く大きな半歩だった訳だけれど。
視覚的には「蜘蛛の糸」、ストーリーとしては有名なところでは「鶴の恩返し」っぽくもあるけれど、
どちらかと言えば「うぐいすの里」や「注文の多い料理店」かもしれない。
もっとも、ネタバレを言うなら(おそらく、本当は怖いグリム童話より)もっと残酷な結末だけれど。
それから「リリィ・シュシュ」について言及するSNSも見かけたし、
たしかに沖縄行く前の、鉄塔の映り込む息を飲むほど美しい映像は「っぽく」もあったけど、
どちらかと言えば「花とアリス」??
全然違うやん!って言われそうだけど、花アリ然り、NHK「あまちゃん」然り、映画「なっちゃんはまだ新宿」然り、
少女二人のヒリヒリするような化学反応というのは、一つジャンルとして確立している、と考えてよいのではないだろうか。
(特に「なっちゃんは~」との関連で言えば、片方の女の子が、途中までマボロシっぽくもあり、独特の緊張感を生んでいる)
「日本の、思春期の、女の子二人」というのはある種、独特なカテゴリーで、
男の子だとどうしても「火花」的な青春モノになるし、または(観ていないのに恐縮だが)「セトウツミ」のようなユルい感じ、
或いはアメリカン・ドラマの「グリー」から二人の女の子を連れてきて同じ枠に放り込んでも、同じストーリーが萌芽するとは考えにくい。
これは(二名という枠は別にして)アイドル、という特殊なジャンルを生み出した日本ならでは、とも関連が予想される。
※ 少女性、処女性、という切り口が重要視される女性アイドルは、ジャニーズやKーPOPに代表される男性アイドルとは別枠だ、と私は踏んでいる。
話は逸れたけれども、まァ多くの邦画と同様に色々と謎は残り、理路整然と述べられてはおらず起承転結もなく、
しかしそのことについて言及するのは(江戸の美学で言やァ)野暮というものだろう。
同じように、色々と「感じる」ことはあっても、(上記2~3行目に書いたように)上手く感想を語ることさえ許してくれない…、
これこれ! このざわざわ感こそが邦画だよ!
って感じです(笑)💦
(私の考えるところ、ミニシアター系の邦画は、「物語」ではなく「俳句」なのである。最低限を描いて、あとは想像してね、っていう。)
それと、地方独特の息が詰まる感じ…テレビやSNSではいくらでも都会の情報が(嫌でも)流れてくるのに、今の自分達の立場では身動きができないフラストレーションとエネルギー…その描き方が上手!
地方の閉塞感や、東京への鬱屈した感情が渦巻く、
『イノセント15』『ビジランテ』『なっちゃんはまだ新宿』『昼も夜も』…、
去年から今年は、そーいう映画の当たり年です♪(*^^*)
ちなみに新宿武蔵野館では、伊勢丹のクレジットカード持ってると割引になります。
邦画好きには是非、観てほしい一本。
(注;伊勢丹の回し者ではありません。笑)
おまけ;他の方の映画評で読んだんだけど、タイトルは洒落かっ!💦
これは迂闊だったな~、普段俺、親父ギャグ超言うのに、見抜けなかったのは、
これは悔しい…( ̄▽ ̄;)
おまけ②;同じ映画館でやってた「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」も観たかったのだが、時間の兼ね合いで断念。次、東京に行けるのはいつだろう…(^-^;
#少女邂逅
#映画感






