グリップの太さ選びは、実はわりと悩ましい問題です。
細いグリップ
長所 ドロップボレーなどの手首を使ったショットが打ちやすい。
短所 打球時に手の平の中で回ってしまい面が安定しない。
太いグリップ
長所 打球時にしっかり握れて面を安定させやすい。
短所 サーブやボレー時に手首のスナップを使いづらい。
ざっとこんなところでしょうか。
僕は③番を使っていますが、世の中の皆さんは圧倒的に②番が多いです。
女子だと①と②が半々くらいな印象です。
いざラケット買ってみて、『太かったぁー!』とか『細かったぁー!』とか
サイズを変えたくなる時があります。
ベースグリップの厚み(1.3mm~2.1mm)を変えてみるのもひとつ。
オーバーグリップの厚み(0.33mm~1.0mm)を変えてみるのもありです。
しかしヘッド・マンティス・フォルクルの一部競技ラケットなら
パレットを交換することができます。
各サイズごとにパレットがあるので、お好きなものに変えることができるのです。
例えばマンティスならこんな感じ。
上下2つにわかれたパレットで挟み込み
余った部分をノコギリで切り落とし
最後は彫刻刀とカッターで綺麗に仕上げます。
各サイズのエンドキャップをはめます。
そしてベースグリップを巻き直したら完成です。
完成図ないけど。
ヘッドに関しては
スピードやインスティンクトのグリップ形状は正8角形に近く
プレステージやラジカルは扁平8角形になっています。
それぞれ好みがあるので、
『スピードのグリップを扁平形状にしたい!』とか
『ラジカルのグリップ形状をインスティンクトと一緒にしたい!』などといった
ご要望にお応えすることができます。
その他グリップサイズ加工の方法もたくさんありますので
グリップの太さでお悩みの方はぜひご相談ください。