昨年、ヘッドからテニスセンサーが発売されています。
https://www.head.com/ja-JP/sensor/
さまざまなスイングのデータ分析をおこなって、技術向上に繋げようとするセンサーです。
スイングスピード・打球速度・回転量など、その詳細さはすさまじいです。
グリップのエンドキャップのフタを取り替えてセンサーを装着するのですが、
ヨネックスから発売されたソニー製のセンサーは、重さに違いがありバランスポイントが変化してしまう欠点がありました(スイングウェイトはさほど変わらないが)。
しかしこのヘッドのセンサーはフタと同じ重さにしている(というか、標準装備のフタをセンサーと同じ重さにしている)ので、
フレームスペックに変化が起きません。
しかもそんなに高くない。(税込11,880円)
難点はヘッドのラケットにしか対応していない点だけです。
そうなってくると、
マニアはキートスにオーダーするのです。
『バボラのラケットでこのセンサーが使いたい』と。
そこで僕は応えます。
『なんとかしましょう』と。
なんとかした加工の一部をご紹介します。
バボラのグリップエンドにヘッドのキャップを装着すれば使えると考えました。
ヘッドのセンサーおよびキャップは従来品より
でっぱりが大きいので普通にはハマりません。
バボラのキャップ
ヘッドのキャップ
真ん中が膨らんでるのがわかりますでしょうか?
なので
カーボンフレーム成形時にできる中央の壁を削ります。
こんな感じ。
これでばっちりハマりました。
ヘッドのキャップに交換した分、ちょっとバランスポイントがずれてしまいました。
しかしこのお客様はナチュラルレザー愛好家なので、そもそもバランスポイントがグリップヘビーです。
ということでだいぶ気に入っていただけました。
お客様のご希望通りにできてよかったです。
何かラケットのことでご要望がありましたら
一度お声かけください。
なんとかできそうなことは、なんとかします!