すでに「載ってたね!」と声をかけていただいておりますが、テニス雑誌『テニスクラシックブレーク』から取材を受けました。
今月5日に発売された号です。
まぁ取材といっても電話取材だったので、僕の言いたいことがあんまりうまく伝わっていない印象ですが(笑)
あと、写真を撮った5月はヒゲを伸ばそうとがんばっていた時期でもあります。 カンケー無いですが(笑)
マンティス特集の中のカスタマイズに関する内容ということで、白羽の矢を立てていただきました。
キートスでは、グリップ成型に使われる「硬質ウレタンフォーム」を削りだすことで好みの形に成型していくカスタムを行っております。
彫刻刀と3種類のサンドペーパーなどを使って成型していきます。
記事になっているのは、少し扁平なマンティスのグリップを正八角形に近づけることと、ボトムからトップに向かって少しずつ細くしていく。といった成型を施しましたよという内容です。
削ってしまうと元に戻せないので、何度かお客様に感触を確かめていただきながら進めていきました。
グリップのサイズ変更を希望する場合、チューブなどを使ってサイズアップすることは簡単です。
しかしサイズダウンをしようと思っても、これまでは不可能なことでした。
東京のショップで修行していた当時から、「今のグリップよりもうちょっと細くしたい!!」という要望は本当にたくさんありました。
キートスでもそういった声が増えてきたので、「よし!!ウレタンを削ってサイズダウンさせてみよう!」とチャレンジしたのがきっかけです。
自分のラケットや折れて使えないラケットで相当練習しました。
最初はカンナを使ってみたのですが、まっすぐ削ることができない。
ならばカンナの練習だ!と思って木を削りまくりましたが、どうもウレタンとは勝手が違う。
そこでカンナはあきらめ、彫刻刀で地道にゆっくり削りだすことにしました。
いい感じに削っていけました。
ある程度削ったところでサンドペーパーで仕上げていきます。
ノギスで仕上がりを確認して、完成です。
この手作業の良いところは、ほんの少しだけ細くしたい場合や、記事になったような特殊な形への成型が可能なことです。
グリップの形やサイズが自分に合っていなくてお悩みの方、同じラケット2本持ってるけどサイズが違ってててお困りの方、探し求めたラケットをようやく見つけたのにグリップサイズが太くてあきらめてしまいそうな方、ぜひキートスにご相談ください。
きっとお役に立てると思います。
あと、そのうちまた、ヒゲ伸ばします。