1997年5月。

大学に入学して1ヶ月が過ぎた頃、

教室で友達と眺めていた求人情報誌がはじまり。

「そろそろバイトでも…」という、

平凡な大学生活の1コマに彼女との出逢いは潜んでいた。


偶然買った求人情報誌から

偶然ピックアップしたひとつの求人情報。

偶然にも条件が折り合って採用が決まり、

偶然彼女との出逢いがやってきた。


“偶然は必然なり”なんていったりするけど、

そんなこと歴史の中で作り上げられた

単純に格好いいだけの言葉だと思ってた。

でもある人が人生の中で偶然選択したことが、

また別の人が偶然選択した人生と交わって何かが始まる。

彼女と僕がある日、ある場所で偶然出逢ったみたいに。

それを考えると実は全ての偶然は見えない糸“String”で

必然につながっているんじゃないかって思えるようになった。


出逢った頃は彼女を意識することもなく、

自分にとって特別な存在になるなんて気付きもしなかった。


 ひとりの友達。

 楽しい仲間。

 優しい女性。


今も彼女に抱くそんな感情に変化はないけど、

一緒に笑って、一緒に悩んで、一緒にバカやって、

言葉を重ねて、時間を重ねて、想い出を重ねて、

たくさんの要素が僕の感情を取り囲んで、

築き上げた彼女への想いはもはや“特別”。


出逢えてよかった。