先週から今週にかけて、取材三昧でした。
とても、忙しく過ごしましたが、充実していました。
今週は、仙台国際コンクール・ヴァイオリン部門の審査委員長のヴァイオリニストの宗倫匤先生、2008年のロン・ティボーコンクールの覇者、シン・ヒョンスさん、まだ十五歳ながら、しっかりした考えをもった素晴らしいヴァイオリニストで3月にリサイタルをなさる岡本誠司さんに会いました。
宗先生とは、仙台国際コンクールの最初からずっとお話を伺っています。今回のオーディションの課題曲は、本当に過酷、でも、それで全部分かる、ということでした。バッハの無伴奏もパガニーニのカプリスも、結局は、音楽をトータルで考えている方の演奏が、心に響くものだと思いました。いわば、自分一人でのアンサンブルであって、たとえ、無伴奏であってもアンサンブルなのだ、ということだろうと思います。
シン・ヒョンスさんはお姉さんが、前回の仙台国際コンクールのヴァイオリン部門で第二位になったシン・アラーさんということを知りました。姉妹揃ってのソリスト。写真やステージ上の写真を見ると、大人びた感じがしましたが、素顔を見ると、とてもチャーミングな方でした。とても厳しい教育を受けてきたそうです。でも化粧品に興味があって、日本に来ると必ず、あるブランドに寄るそうです。そういうところは年頃の娘さん、という感じでした。
毎年夏に行なわれている「いしかわミュージックアカデミー」に、そういえば彼女も生徒としてレッスンを受けていました。若い力というのは本当に凄いものだと思います。
岡本誠司さんは、四月から東京芸大の附属高校に進学が決まったそうです。とても十五歳とは思えないしっかりした話しぶりで、ヴァイオリン界の石川遼、といった感じです。そもそも音楽、ヴァイオリンが好きで、音楽に関することを勉強したり調べたりすることが大好きだそうです。おそらく、多くの子供たちは、ゲームに興味があるのでしょうが、彼の場合、興味が音楽、ヴァイオリンに向いたのでしょう。ですから、もちろん大変なこともあるでしょうが、基本的にはとても楽しそうでした。やはり興味のあることを楽しくやることが一番だなぁ、とつくづく思いました。これからものすごく楽しみなヴァイオリニストです。
以上、ストリング3月号で、詳細を掲載する予定です。
ああ、これから編集作業が大変だ。毎月のことながら。