銀座のヤマハがようやく新装オープンした。ファッションビル的なとてもお洒落な建物で、内装もシックな感じだ。7階にホールがある。とても心地良く響くホールのように思う。出演された方々は皆素晴らしかったが、特にトリをつとめたピアニストの田村響さんの演奏には感動した。ショパンの作品ばかりを弾いたが、こんなショパンならずっと聴いていたい。
私はそもそもピアノがあまり好きでないということもあって、なかなかピアノの演奏で感動することはないが、田村さんの演奏は凄いと思った。ロン・ティボー・コンクールの覇者である。
ピアノで本当に音楽している、という感じだ。
ピアノの音が、ちゃんとピアノの本体から聞こえてくる。変な言い方だが、ピアノの鍵盤から音が聞こえてくるような演奏というものがあると思うのだが、そういう演奏は好きではない。ピアノから紡ぎ出される音楽、ハーモニー。各声部が独立しているかのような演奏。つまりオーケストラを聴いているような感じがするのだ。ピアノの音色も実に多く、上手く使い分けているように感じた。まだ23歳だという。あのような至上の音楽を奏でるのに、23歳までの原体験では足りないのではないか、前世から足し算しないとあのような演奏ができるはずはない、とさえ思ってしまうほどの演奏。
私は滅多にピアニストが好きにならないが、彼の演奏は素晴らしい。今後注目していきたい。インタビューしてみたいくらいだ。
結局、キム・ヨナ選手が金メダル。
韓国はスポーツも凄ければ、ITも凄ければ、音楽の世界でも凄い。
国際コンクールでも、ロン・ティボー・コンクールの覇者シン・ヒョンスさんは、美しく可愛く、そして凄いヴァイオリニストだ。
サラ・チャンも凄いヴァイオリニストだ。
こうしてみると、日本が勝てるものは、あまりないのではないか。サッカーも勝てない。
韓国の音楽教育は厳しいらしい。そして、ハングリー精神もある。
かつての日本もそういう時代があった。
しかし、今や、韓国や中国にとって代わられそうな時代である。
私は、キムチの力が大きいのではないか、と想像している。
そのことをシン・ヒョンスさんに聞いたが、彼女は、小さい頃から食べているので、分からない、でも、ある程度パワーにはなるようなことを言っていた。

今や、通勤電車の中で聞こえる言葉は、中国語かハングルか、酔っぱらいの日本語である。
今、いろいろな問題、テーマがあって、整理するのが大変だ。
電子書籍、携帯サイト、紙媒体、そして肝心なストリングの中身である。
そして、それに加えて、景気、クラウドのテーマ……
取りかからなければならないテーマがたくさんあり、その一つ一つがまた重いテーマである。
こういう場合、いっぺんにやるのは無理なことは経験上、分かっている。一つ一つやらねばならないことは分かっている。しかし、今日の問題に比べれば、DTP革命の時代は楽だったような気もする。
だが、そんなことも言っていられない。考えようによっては、これは大きなチャンスかもしれない。
しかし、どんな時も忘れてはいけないのは、人々に役立ち、喜んでもらえるようなものを作ることであろう。この肝心要なことをともすると忘れがちである。自戒せねばならない。

ところで、オリンピックはだいたい想像したようなメダルの数だ。まだ金メダルがないが、これから期待したい。カーリングは、ルールがよく分からないが、解説とアナウンサーの鬼気迫るアナウンスがむしろ面白い。なんだか分からないが、どきどきわくわくする。

冬来たりなば春遠からじ、といつも思っている。でも、そう思っていたら一年後の今になってしまった。本当に時間が経つのが速い。五十を過ぎたらますます速い。人生、加速度的にスピードを増すのはやめて欲しい。コンピュータの世の中になり、ブログを書くようになったから、余計に時間が足りないような気がする。寝る時間が欲しい。トランペットを吹く時間も足りないが、でも、いつもイメージトレーニングはしている。長野オリンピックで500メートルのスピードスケートで金メダルを取った清水宏保氏は、金メダルのイメージを持っていたら、金メダル用の筋肉がついてくる、と語っていた。それにならって、モーリス・アンドレの顔の筋肉をイメージしていたら、顔に筋肉がついてきた、と思っている。

ボクシングの長谷川穂積は強いが、彼は、頭を使わなければいけない、と言っていた。楽器も、スポーツも頭を使うべきなのは、共通しているのだろう。他にも、なるほど、と思うようなことを言っている。やはり世界の頂点に立つような人は言うことが違うと思った。

ツイッターも面白いが、こうやってたくさん書くのもやはり面白い。