Noble Eye’s 番外編 その一 | 作品部屋

作品部屋

えぇ、久しぶりに戻ってきたものの、書くことも無いのでまたちょくちょく作品を乗せていければと思います……

その日俺は、しばらくぶりの大掃除でガラクタや思い出の品々の山を前に腰をおろしていた。
目の前に 広げられたアルバムを見ながら、俺は小さな溜息をもらした。
『お婆ちゃん、こんな物とっておくなよな』
その中の一枚、橙赤色の瞳を持つ小学生くらいの少年が、満面の笑みでこちらを見ていた。
『まだ、この頃は普通に笑えていたんだな、俺も』
かつての自分と今の自分、まったく同じものはこの憎い眼だけ。あとはあの頃と全く違っている。
俺は大人になり、今では祖母がそうであったように、店のカウンターに立ち客を待っている。だが、祖母のように生き甲斐にしているかと問われたら、首を横に振る。店に立っていても、俺は客など入ってきて欲しいなどと思ったことなど一度もないからだ。むしろ来てくれた客を不快にさせてさっさと返そうと考えていたことだってある。
俺はただ、祖母との思い出が詰まったこの店に、閉じこもりたかっただけなのだから。
だが、ある日を栄えにそうではなくなった。ちょうど一年程前、あの子に出会った時から。


えぇなんとなくですが書き始めました。少しだけ本編に繋がる伏線も忍ばせようと思うので、よかったら見てくれると嬉しいです。