この記事を読んで頂きありがとうございます![]()
はじめての方はこちらをご覧下さい。
ブラック企業とは?
法的には明確な定義は無いものの、「従業員を違法または劣悪な労働条件で酷使する企業」のこと。
※Wikipediaより抜粋
どこの業界にもブラック企業と呼ばれる会社はありますし、介護業界にも当然あります。
これは私が知人、友人から直接聞いたブラック企業的な介護施設「ブラック施設」の話です。
最初に書いてあるように何を「ブラック」とするかは人それぞれです。
今回はサービス残業等の「労働時間外での労働を求められる」もしくは「労働しているのに給料が出ない」ものを3つピックアップします。
❶社長からの誕生日おめでとうライン
ある訪問介護の会社では、幹部は社長からグループラインで「誕生日おめでとう」と祝われ、他の幹部たちも「〇〇さんおめでとうございます」ラインをしなくてはいけないルールがあります。
しかもただ「おめでとう」というのではなく、その人の良い点などを一言付けなければいけません。
これは社用の携帯電話に来るもので、休日でもラインするのは当然とされています。
軽めとは言えサービス残業。そして、社長からのラインに感謝しなくてはいけないし、個人情報(誕生日)を勝手に共有されるというのはブラックな部分です。
❷イベントを盛り上げるための自主練
ある特別養護老人ホームでは、夏祭りや文化祭等の施設を挙げて行う大型イベントの際は、職員が見せ物(ダンスなど)をするしきたりがあります。
この見せ物を成功させるために、皆で声を掛け合い就業後に30分程度練習を行います。
しかも、イベントの1ヶ月前からほぼ毎日。
利用者様のことを考えた素晴らしい職員たち。
そんな言い方もできるものの、同調圧力によるサービス残業の強制とも言えるでしょう。
❸空白の14分
ある介護老人保健施設では、タイムカードが15分刻み。
例え14分残業しても1円も貰えません。
夜勤の申し送りは本来の出勤時間の10分前から始まりますし、朝礼は5分前から開始です。
最近は夜勤の休憩時間も削られ、休憩スタートと同時に10分くらいかかる業務をしなくてはいけません。
これはまた別の施設ですが、とある特別養護老人ホームでは申し送りのために就業開始時間より30分早く来るのが常識という話も聞きました。
●番外編
ある有料老人ホームでは、職員の誕生日になると他の職員たちがお金を出し合いプレゼントをする。という風習があります。
この点だけではブラック施設とは言えないですし、実際にそこで働いていた職員は「仲が良くて良い施設」という捉え方でした。
ただ、そこには多少の同調圧力もある筈です。
プレゼントをしたくなかった職員もいるかもしれません。
少なくてもプレゼントの話を聞いた時、私はその施設では働きたくないなと思いました。
世の中に数多くあるブラック企業。
大事なのは「自分が受け入れられるかどうか」です。
違和感を消化できないなら辞めるか、会社と戦うかした方が良いし、消化できるもしくは違和感を覚えないならば働けば良いのではないでしょうか。
関連記事はこちら




