ほとんどの人が勘違いしている、悪い施設の見分け方 | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(9年目)

中卒ひきこもりニートから始める介護士(9年目)

高校中退後、ひきこもりを経験し20代後半で介護士になりました。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆様に読んで頂くことがモチベーションです(^^)

 

 

●空き部屋が多い

●職員の募集をずっとしている

●施設が汚い

 

もし、自分の親が入る施設を探している時、

こんな情報が耳に入れば、

その施設は『悪い施設』だと思う事でしょう。

 

 しかし、実際に現場で働いている

介護士からすれば、

「そう断定するのは早いよ。」

と言いたくなってしまいます。

 

 今回は最初の特徴が

『悪い施設』に当てはまらない理由と、

本当の『悪い施設の見分け』方

をお教えします。

 

 私見にはなりますが、

参考になれば嬉しいです。

 
探偵のドット絵

 

 ちなみに、この記事でいう『悪い施設』とは、

「提供するサービスの質が低い施設」

のことです。

 

 

まず、『空き部屋が多い』についてです。

空きが多い→人気がない→悪い施設

という思考回路になりがちですが、

理由があって空きが多い場合もあります。

 

老健の場合は特に入退所が激しいのですが、

まず「たまたま退所者が多いタイミングだった」

という事が考えられますし、

他にも「営業担当が下手で、

サービスの質は良いのに空き部屋がある」

場合もあったりします。

 

 逆に「満床(空き部屋がない状態)だと

良い施設なのか?」と考えると、

「同じ系列の病院から利用者様が移ってくる

システムがある」とか、

「お金のためにどんな利用者様も受け入れて、

ケアの手が回っていない」といった

場合があるでしょう。

 

つまり「部屋が空いているかどうか」は

「サービスの質が高いかどうか」の

目安にはなり得ないということです。

 

 

次は『職員をずっと募集している』

ことについてです。

 

 募集をずっとしている→人手不足

→辞めている人が多い→職場の環境が悪い

 

このように連想されるかもしれません。

 

 確かに、年中大量の人員を募集している施設は

『悪い施設』である可能性が高いです。

 

しかし、令和元年度「介護労働実態調査」で、

69.7%の介護職員が

従業員の不足を感じているように、

やや暴論にはなりますが、

どこの施設も人が足りていないものです。

 

また、人員が足りている施設でも、

「何かあった時の為」と

募集だけは続けていたりもします。

 

人が多くても

「高い給料をエサに職員を集めているだけ」で、

人材育成、教育もイマイチな施設もあるので、

「人員の募集状況」も

「サービスの質」を測る指標としては、

やや心もとないです。

 

 

三つ目に上げた『施設が汚い』

これは「清掃まで職員の目が行き届いているか?」

という意味があり、

良いサービスを提供できるかの指標である。

そんな意見もあるでしょう。

 

 概ね間違っていませんが、大事なのは

「掃除をしているか?」であって、

「施設の外観や内装がキレイか?」

ではありません。

 

 施設の見た目は、

築年数に大きく左右されますし、

高級感だけ出そうとして、

高い物が置いているだけの、

『悪い施設』もあるので、注意が必要です。

 

 

廃屋のイラスト

 

 

 

最後になりますが、

本当の『悪い施設の見分け方』

一番手っ取り早く、確実なのが、

評判が知りたい施設の近所の人、

もしくは周辺の介護施設で働く職員の

噂話を聞くことです。

 

それが難しいようなら、

ケアマネさんとか、病院の人とか、

介護タクシーの運転手さんとか、

誰かにこっそり教えてもらって下さい。

 

『悪い施設』は確実に悪い噂があります。

「噂を信じちゃいけないよ」と

昔だれかが歌っていましたが、

この業界の場合は、

結構確度が高い情報になります。

 

 

以上の事が、

どなたかの施設選びの

お役に立てれば幸いです。

 

 

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駄文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^_^)