「人が少ない」に負けない!介護士としての優先順位 | 老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆さまに読んで頂くことがモチベーションです(^^)

 

 

施設介護は介護者(職員)と被介護者(利用者様)の比率が、一対多であることがほとんどです。

 

『一人の職員が複数の利用者様の対応をする』

そんな状況においては、対応の優先順位をつけるしかない時があります。

 

今回は新人介護士さんや、優先順位で悩んでおられる介護士さんに向けて『職員が一人の時に対応するべき優先順位』について、ご紹介していきます。

 

※あくまで、私が働く中で、勉強し、先輩から教わり、経験して出した順位なので、参考程度に聞いてください

 

「人の対応に優先順位をつけるなんてけしからん。」

そう思われる方もおられるかもしれません。

 

しかし、24時間365日生活している方全員の要望に即座に対応をするには、最低でも一人の利用者様に対して、三人の介護士が常時つかなければいけなくなります。(休憩なしの一人8時間労働として)

 

残念ですが、そこまでの財源はありません。超高級老人ホームなら別かもしれませんが…

 
お金持ちのイメージ画像

 

優先順位を決めるということは、現状でできる最大限の理想に近づけるための対応なのです。

 

細かい説明の前に優先順位から挙げると

 

1.生命の安全

2.生活するための欲求

3.不快や不安の訴え

4.その他利用者様の要望

 

となっています。

 

では一つずつ説明していきます。

 

 

『生命の安全』は利用者様の急変やケガは勿論、転倒しそうな利用者様の対応など、身体的な危険が及んだ際、及びそうになっている際の対応のことです。

 

介護士は利用者様の命を預かる仕事なので、最優先で対応するべきことだと思っています。

 

『生命の安全』の中で更に優先順位を決めるなら、

 

①命の危機への対応

➁重症もしくは重病の利用者様への対応

③ケガを防ぐための対応

④軽症の利用者様への対応

 

こんな感じでしょうか。

リスクの程度や、人員配置によっても多少変動しますが…

 

昔の話ですが夜勤中に、急変した利用者様の対応と、大ケガをした利用者様の対応を一人でしなければいけなかった時は大変でした。

 

急変した利用者様にできるだけの事をして、救急車が来るまでの間に大ケガをした利用者様の対応をする…

 

幸いどちらも無事でした。

 

実際には優先順位を決めるといっても、順位の高い人だけ対応するのではなく、ある程度物事が進んだら別の物事を進めるような、同時進行的に対応しなければいけません。

 

 

 

 

『生活するための欲求』は、睡眠、食事、排泄、入浴など、よく『介護』という言葉でイメージされる事柄への対応です。

 

介護施設は利用者様が生活するための場所です。

 

生活するための欲求を満たせなければ体調を崩し、生命の安全を脅かします。

 

また、「眠たい」「おしっこしたい」などの欲求は、我慢してと言われてできるものでもありません。

 

『生活するための欲求』の中での優先順位は、

 

①排泄の欲求

➁睡眠の欲求

③食事の欲求

④その他生活に関する欲求

 

上から順番に、我慢できにくいもしくは我慢する=体調を崩しやすい欲求になります。

 

施設で良くある光景として、複数の利用者様がトイレの訴えをされることがあります。

 

そんな時は、前にトイレに行った時間や病歴、利用者様の性格などを考慮して、より切羽詰まっている利用者様から介助を行います。

 

同じ優先順位、同じ利用者様、同じ場面でも、その日の利用者様の体調や気分によっても、優先順位が変わることがあるのです。

 

 

天秤のドット絵

 

 

『不快や不安の訴え』は利用者様のストレスの原因を取り除くケアと言い換えることもできます。

 

念の為に補足すると、生命の安全や生活のための欲求に直接関係のないストレスのことです。

 

利用者様の生活の質の向上のためにできることをするのがプロの介護士です。

 

不快や不安を解決できないと利用者様がストレス過多となり、生活に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。

 

一口に不快や不満と言っても色々なケースがあり、カテゴライズが難しいのですが『不快や不安の訴え』の中の優先順位としては

 

①その場で解決でき、利用者様の訴えが強い

➁その場で解決できず、利用者様の訴えが強い

③その場で解決でき、利用者様の訴えが強くない

④その場で解決できず、利用者様の訴えが強くない

 

大まかに分けるとこうなります。

 

その場で解決できない場合でも、できる限り利用者様の話に耳を傾けてください。

 

どこまでがその場で解決できるのか?

訴えの強さのボーダーラインは?

などは対応が必要な利用者様、訴えの内容、職員の力量によって大きく変化するので、詳しくは決められませんが…

 

この優先順位が頭の片隅にあるだけで判断スピードがあがります。

 

 

 

 

『その他利用者様の要望』は『不快や不安の訴え』とかなり似ているのですが、ストレスを抱えているか否かが最大の違いです。

 

職員と雑談がしたい、観たい番組がある、もっとカワイイ服が欲しいなどの、生活を楽しむための要望と言えるでしょう。

 

『その他利用者様の要望』の優先順位は『不快や不安の訴え』と全く同じです。

 

①その場で解決でき、利用者様の訴えが強い

➁その場で解決できず、利用者様の訴えが強い

③その場で解決でき、利用者様の訴えが強くない

④その場で解決できず、利用者様の訴えが強くない

 

私は良い施設、良い介護士かどうかの判断はこの要望にどれだけ対応できるかが、重要なポイントだと思っています。

 
カラフルな数字のイラスト
 

職員が一人の時に対応するべき優先順位を改めて振り返ると

 

1.生命の安全

2.生活するための欲求

3.不快や不安の訴え

4.その他利用者様の要望

 

となっていますが、利用者様の視点から見ると

 

1.『安全に生きて』

2.『施設で生活して』

3.『ストレスを抱えず』

4.『楽しく過ごす』

 

こういう風に考えることができ、施設介護が目指す方向と一致しています。

 

勿論、一人ひとりの利用者様の要望にその場で応え、時間をかけて対応することが理想なのですが、特に規模の大きい介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)の現実は厳しいです。

 

理想の実現が物理的に不可能な状況で何かを選び取らなければならない。

私もそんなシチュエーションに何回も遭遇しました。

 

介護士は重い責任を背負う仕事です。

 

一人で抱え込まずに、上司ならどうするか、先輩ならどうするか、施設の方針、法人の方針はどうなのか?

 

色々な人と相談しながら理想の介護を目指していきましょう。

 

関連記事はこちらから。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ←クリックで応援お願いしますm(__)m
 
←宜しければコチラもお願いします。
 
駄文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^_^)