【昼と夜では別人?の理由】夜勤500回以上!介護福祉士が経験したエピソード集② | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

高校中退、ひきこもり等を経験し20代後半で介護士になりました。老健に勤務。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆さまに読んで頂くことがモチベーションです(^^)

 

 

この記事は介護施設の夜勤に興味がある方に向けて、私が経験した500回以上の夜勤からエピソードを紹介するシリーズです。

 

シリーズ最初の記事はこちらから

 

【昼と夜では別人?の理由】

 

認知症のある方は夜間と日中では別人のようになる事があります。

 

これは不安によってBPSD(認知症の行動・心理症状)が多く見られるようになるからで、一般的に『夕暮れ症候群』とも言われます。

 

BPSDには帰宅願望や不眠、一人歩き(徘徊)、介護拒否、暴力や暴言などがあり『昼間は穏やかな人が、夜になると荒々しくなる』そんな事も珍しくありません。

 

 

昼と夜のドット絵

 

 

ある利用者様は小柄な女性の方でした。

認知症があり80代の温和な人です。

 

歩行器を使われる方なのですが、夜は特に歩行器を忘れることがあり転倒の可能性が高いので、居室にポータブルトイレを置いています。

 

夜勤も慣れてきたある夜、その利用者様の部屋の方から「ズズッ、ズズッ」と何かを引きずる音がします。

 

急いでそちらの方に行くと、小柄で温和な方が大きなイス程のサイズのポータブルトイレを押して出てこられていました。

 

私と目が合うと「火事だー!誰かー!火事だー!」とフロア中に響き渡る声量で叫ばれます。

 

火事はなかったのですが、この利用者様が転倒するかもしれないし、その声で起きた別の利用者様が転倒するかもしれないし、私は気が気ではありませんでした。

 

火事のイメージ画像

 

何とか部屋へお連れした後、しばらくお話を聞くと落ち着かれたのですが、その日は数回同じようなことがありました。

 

実はこの利用者様、肺の病気があり酸素をチューブから吸入されている方で、おそらくチューブを外す→息苦しい→火事という思考回路になっておられたのだと思います。

 

日中は自分でチューブを外されることが無いのですが、寝ていると煩わしくて外してしまう。

そんな方は多いです。

 

この方の場合は夜間、職員が頻繁に見回りをしてチューブをつけ直すことで落ち着かれました。

 
落ち付いた表情のイラスト

 

『夕暮れ症候群』を身を持って感じた介護士の中には、夜間の状態を見ると何でも認知症に結びつける人もいます。

 

しかし、この方のように認知症の影響がメインではなく、違う要因で別人に見えることもあります。

 

知識、経験も重要ですが先入観を持たずに接さなければいけません。

 『人の生活のお世話をする』ということは本当に難しいです。

 

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駄文失礼しました。
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