日本食ブームは今も!
イギリスの日本食ブームは 今も健在だ!----というより、訪れるたびに種類が増えている。
ソーホーにあるこの「東京ダイナー」店はイギリス人の経営だが、新たに「お食事処」という暖簾がかかり、提灯までつるして、一層、客の目を引いていて意気軒高だ。繁盛の具合は、写真で見る通り。私自身は、一度も入ったことがないので味はお薦めかどうか、分からない。
新たな登場はTAIYAKI。形は日本のものよりふっくらしていて愛らしい。クリームがはみ出しているところを見ると、内は小豆ではないみたい。味はどんなものか----?
30年前には、高級料理店か、庶民的な麺類や丼物の食堂かの両極端で、「知る人ぞ知る」的な存在で、やはりこのソーホー一帯を中心に店を出していた。
ソーホーに「一休さん」という くるくる寿司が登場した時、客はほとんどが日本人、それにちょっと風変わりな「ガイジン」がひとりふたり---といった程度。
「生の魚」を食べるなんてオゾマシイと思われていたころ耳にした、二人のイギリス人の会話。
一人は寿司のツウ。もう一人はオゾマシイ派。
「寿司ってナマの魚が載ってるんだろう? そんなのよく食べられるねぇ」
「うん、でも、とても薄く切ってあるから、大丈夫だよ。」
それが今では「ヨーズシ」というのが登場し(経営者は何人?)、イギリスのどの街へいっても地元の人たちでにぎわっている。昨年の夏、グロスターという地で味わったが、私たちの身近な回転ずしの味とはほど遠く、わたしには「寿司orにぎり」と思わなければ、何とか食べられる」といった味であった。
カウンターの隣の席に座っていた40前後の男性二人は、次々とお皿を積み上げて、£40近い支払いをして出て行った。「おいしいですか?」と訪ねてみたい心境だった。だって、食材もとても新鮮とは思われない----というより、しなびて色も変色した刺身は、見た目にも、舌にもおいしそうだとは思われないものだったのだ。
カウンターの中で握っていたのは年配の逞しそうなおばさん。(パートかな?) まな板(?)の上に、ノリを広げ、その上にご飯を載せたまま、デザート作りにかかりはじめた。10分以上もかかったであろうか(その間、ずーっとハラハラして眺めていたのだが)、やっと、干からび始めたご飯に戻り、巻き始めたのだ。 ノリは湿って、ご飯はパサパサになっていた(はず)。
左はオシャレなサラダ・バーのお店の中で見つけた看板。 右はEuston駅で見つけた看板
「わがまま」という日本食レストランも30年前からあったが、今ではすっかり店もオシャレな雰囲気に変わり、これもものすごく繁盛している。スタッフはみんな、non-Japanese。これも同じく、昨年、ロンドンとグロスターでの経験だが、確か「やきうどん」を注文したと思うのだけど、ただただ辛~い醤油味だった。その他の調味料や隠し味とかは、まったく別次元の話。
店内を眺めてみると、休日だったため、お家族連れも結構いた。お隣の二人の女の子とお父さんは、ぎこちない手つきでお箸を使いながら、それでも楽しそうに食べていた。地元の人たちには、日本食は「体にいい」という信仰(?)があるらしくて、日本人のようにスリムでありたい(?!)と思う人たちには、ファッショナブルな食事なのだそうだ。
でも、味がねぇ、今一つで、これを日本食と思ってもらったら残念な気がする。でも、イギリス人の舌に合わせてあるのだとしたら、ケチをつけるのは控えた方がいいのだろうな。
寿司といえば、Japan Centerの売り場の殆どが日本食に占められて、中でも寿司が最大の売り物となっている。かつては、日本の書籍で埋まっていたのに、それが漫画本に置き換わり、今では食品売り場と化している。本と言えば日本の観光ガイド本と、寿司やてんぷらなどの料理本。なんか、ちょっとサビシイ。
また、マークス&スペンサーの地下の食品売り場には、パックに収まった「にぎり」がずらーと並んでいる。大手スーパーにもたいてい並んでいる。それがけっこう高いのだ。見た目に美しくもなければ、おいしそうでもない。それでも結構売れている。
街角で見つけた日本!
左はチェスターの旅行代理店の前に置いてあったパンフレットの表紙。日本と言えば、いまだに「フジヤマ、ゲイシャ」のイメージなんだろうか? 手に取って中を眺めてみれば、京都の清水寺と金閣寺の写真、それにあと2枚は何だったかなァ、忘れてしまった。(スミマセン)
右は毎朝、乗っているバスの中。先日、フト前を見ると男の子の頭のピカチューがこちらに向かって飛んできた。おもわずカメラを取り出して写したら、お父さんが怖い顔をして、こちらを注視していた。
これは「見ざる・聞かざる・言わざる」のクマさんバージョンか、と思って写したのだけど、よくよく見れば、“Gluten Free, Artificial Colours Free” とあって、最後に“Clothes Free” とある。すると右端のクマさんは「裸ん坊」を強調しているんだろうナ。 ン? だとすると最初の二人、いや二頭は何なんだ!? Gluten Free で何で目隠し? 第一、これは「サル」であることによって成り立つ言葉遊びのはず。 よく分からなくなって、考えるのをやめた。
「ZARAは1975年にスペインに登場して以来、あっという間に世界市場を席巻した」----とは、英語のテキストで知ったばかり。そのZARAの店に、どういうわけか、「クレヨンしんちゃん」のT-シャツがあった。しんちゃんの名は、今や世界を駆け巡っていると知った。
そういえば、同じこのチェスターで、「つづく」と胸にひらがなで書いたT-シャツを着ている大きなおじさんに出会って、「え、これナニ?」と思わず声に出してしまったことを思い出した。不思議な「日本愛」?
最後にこんなのもいかがでしょうか。着ているのはアフリカ系の可愛い女の子でした。
追加のオマケ
いつも行く図書館の新聞に“Manga”という記事が載っていました。
カテドラルの近くのマーケットのレコード屋さんで見かけた。Rockのケースにあるレコードのジャケットが歌舞伎役者(のつもり?)。









