この10月から新たにフランチャイズシステムに変更し

月に一回京都の亀岡でフォロー講習の現場に立っています。人生は何が起こるかわかりません。


2020年頃から、講習の現場から引退し、

スキルアップ講習を担当するくらいで

山の仙人をしていた長原。


ちょうど2020年はコロナが始まった年です。


あの頃は、この先の不安や美容業界の

未来の不安で押しつぶされ、鬱にもなりました。

ちょうどその頃、山の家で、

ムカデが出て恐怖で動けなくなってました。

すぐに慣れて、怖くもなくなりましたけど。


講習も相次ぐ中止。


ほんとに社会が、世界が震撼した出来事でしたね。


でも、コロナで家にこもっていたことで

たくさん自分と向き合う時間ができました。


あんなに忙しくて、何度も倒れて

病院で点滴を打ってまで仕事してたのに。


全てが強制ストップ。


動きたくても動けない現実に

逆に一瞬、心と体が病みました。


でもね、


朝は、小鳥の囀りで目が覚めて

家の中に風が通り

旬の野菜で食事を作り

キカイダーみたいな私が、

人間に戻れた気がしたんです。


「ないない」「もっともっと」「動かなきゃ」


と思ってた自分が


「全てある」


に切り替わったんですよね。


するとね

毎日がありがたくてありがたくて

お日様の香りがする布団で眠れることや

家があることや

お風呂に入れることや

ご飯が食べれることに


全てが感謝だわあーって。


ほんとにね


人間の心を取り戻した気がしたんですよ。


頑張ることが普通で

止まったら死ぬ

まるでマグロのような生き方をしてたんでね笑


毎日「豊かだなあ」って言葉が口から出るんです。


忙しさは、心を亡くすと書きますが

まさにそんな人生を送ってきたのかもしれないなと

思ったんです。


コロナの期間中、1年くらいそんな時間を

過ごさせてもらいました。


ほんとに人生の充電期間だったかも。


仕事の不安ももちろんありましたけど

身の丈で充分幸せだわって思うようになり

身の丈で生きていこうって決めたんですよ。


「全てある」


この言葉は、何か目に見えないものを

動かしてくれた気がします。


そこからの、大逆転劇。


トリムはパーツケアを発表。

それが大ヒットを飛ばしました。


「全てある」という事を感じた時から

私のこだわりが一つ一つなくなっていったのです。


こだわりを捨てたことについては、長くなるので

また書きます。


私は、心と体に余裕を持つことが

仕事にも影響がくるような気がして

ならないです。


それも、がむしゃらに頑張ってきたからこそ

わかることかもしれないです。


少しづつ、人生のコツを掴んできているような

気がします照れ