こんにちは。
人と組織の強みを活かす、
ストレングスコーチの”まるさん”こと、丸本昭です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
「資質ブラボー！」シリーズ、14個目の資質をお送りします。
ご自身の強み使いの参考になれば幸いです。
これまでのブラボー！シリーズは、下の方をご覧ください。
さてこの「調和性」。
日本人のトップ5に出てくる頻度は
2番目に多い資質です（2019年ギャラップ調べ）。
しかしこれはストレングスファインダーを受けた人の頻度。
研修やコーチングでの肌感覚としては、
「調和性」が日本人に一番多い気がします。
人間関係構築力の資質で、
「和をもって貴しとなす」
という日本人の風土に一番合ってるような気もします（
この資質、一言で言うと、
「衆知を集め、納得できる合意を生み出す」
資質です。
キーワードは、
「合意」
「調停」
「前進」
そこに参画する全員の意見を丁寧に聴き、
皆が納得する合意点を見つけ出す才能です。
人の意見・価値観がそれぞれに異なる中では、
皆が「納得」するということが大事になります。
協力し合える落とし所を見つける調和性の才能は、
今の利害関係が絡み合う時代に必要な資質だと思います。
会議が紛糾したとき、
「どう思う？」と調和性の人に振ると、
上手な合意点を提案してくれます。
また、そんな合意点を見つける才能は、
調停役としても頼りにされます。
チーム内で誰かがもめている時、
引っ張り出されるのは調和性の人が多いかも知れません。
特に実行力系資質、影響力系資質が上位に多い人は、
積極的に差配してチームをまとめます。
そんな「調和性」の本質は、
「物事を前に進めたい、停滞させたくない」という思いです。
人の話を丁寧に聞き、合意点を見つける姿は
人を大事にしているように見えますが、
一番の思いは「ことを前に進めたい」というもの。
実は実行力の資質かもしれません。
「チームを前進させる」資質でもあります。
（調和性の人がちょっとだけ注意するところ）
特に人間関係資質や思考系資質が上位に多い人にその傾向は強いの
「対立を嫌う」資質でもあります。
もめるくらいならと自分の意見を引っ込めて、
ストレスをためたり、自己嫌悪に陥ることも。
周囲から「自分の意見を言わない人」と思われることもあります。
毎回無理して自己主張する必要はありませんが
10回に1回は自分の意見をはっきり伝えてもいいかもしれません
《より活かしていくために》
「皆が納得する合意点」を大切にするあまり、
飛び抜けて尖ったアイデアをスルーしたり、
結果として平凡な意見でまとめてしまうこともあります。
時にユニークな意見にじっくり耳を傾けてみるのも大切かも知れま
また対立を嫌うことから、
部下に強くものを頼むことが苦手です。
時には上司として強制することも必要なので、
その際は「役割の上着」を着て、
調和性は後ろに引っ込めておくことにもチャレンジしてみてくださ
《これまでのブラボー！シリーズ》
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