「航跡を見てみろ」

確かにぐにゃぐにゃとした白い航跡・・・

進行方位が定まらない事やエンジンの出力が一定ではない事を指摘された

なにやら舟の操縦と会社の事やら人生やらが頭の中で重なる

舟は船長の許可があれば操縦しても良いらしい?ので

突堤を越えた辺りから操縦する事になった

白い文字でNYK LINE

日本郵船の大型コンテナ船を左舷に見ながら

コンパスの方位を240に合わせて目的の無人島まで



前方に白とブルーの帆を立てた小さなヨット

右舷では二人乗りで疾走するマリンジェット

ぶつかりたくないからおもいきり左に舵を切った

大きく傾いた船体の後部から同乗者の喚声

操縦する私自身が一番驚いた瞬間だった

知り合いの社長に誘われて小型だが10人は乗船可能なキャビン付のクルザー

速力は20ノット程度だから時速にすると35㌔

自転車で少し強めにペダルを漕げば簡単に出せる速度

それでも体感的にはもっと早く感じる、バイクの感覚に近いかな

無事に目的の無人島に接岸後

海の幸バーベキューを堪能した



帰路、波から波へとバウンドする舟の上

子供と一緒に前方デッキに座って

潮風を全身に感じながら青い空と白い雲を見ている事が

とても心地よいクルージングだった

白い生地に空色の水玉がたくさん付いてるデザインのセパレート水着

腰にはピンクの花柄の小さな浮き輪と腕には浮くパットを巻いている

顔の半分位はピンクのゴーグルで隠れてる小さな宇宙人みたいな格好

小学二年のこの子はまだ泳げない

それでもプールが大好き

真夏の太陽をいっぱい浴びて

流れるプールでぷかぷか浮いてる

若い子達のグループやカップルの間を縫うように

人の目を気にすることも無く楽しんでる

二つ上のおにいちゃんとキャーキャーと騒ぎながら

夏休みを満喫している

少し離れたプールサイドから二人を見ながら

発泡酒を飲んで私も夏休みを満喫できた

海も良いがあのねっとりとした風や体中にくっついてくる砂

泳ぎ終わった後の着替えやら駐車場の事なんかを考えると

誰かに与えられた楽しみだがプールの方が安全で気楽なだと感じた

夏の休日でした

「今日はおとうさんと寝る」


週に何回か二階に上がってきてこう言う


お気に入りの黄色い生地の綿毛布と

ミッキーマウスの小さなまくらをベッドにおいた


「ちょっとまってて」


そう言って下に下りて行った


上がって来た娘の右手にピンクのくまのぬいぐるみ


私を見て

「ももちゃんもいい?」



「いいよ」



ももちゃんの隣にぐっすり眠る娘の寝顔


ももちゃんも可愛いけど

やっぱり娘には到底敵わない




全国的にもピンクのぬいぐるみはクマでもウサギでも

「ももちゃん」と言う名前が多いだろうな



親バカ日記