私たちはとって知っていることは何を意味するのだろうか？
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知っておいたほうが良いことと、知らなくてよいことがある。
良い、良くないは相対性の世界なので、誰かの都合や私のエゴを取り扱う領域となる。
陰陽五行においてもある一定知らないほうが良いとされているものもある。
もちろんそれは機魂によって変わってくる。
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人は知ってしまうと意識をする。
意識をするとその方向に向かってしまうから、結果、時間をかけて実体化する。
いわゆる引き寄せの法則が発動してしまう。
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一般的に自己探求をされていく中で、あなたの使命は何ですか？
と、問いかけをされていることを目にすることがある。
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これを見るたびに私は、ドキッとしてしまう。
知ってしまうと早く持っていかれるのに、皆知りたいのだな、と。
とても危ういことを知りたいのかと。
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陰陽五行をしっかりと勉強していくと、使命について学ぶタイミングがある。
使命とは命の使い処であり、普段は忘れているものだ。
目的に達して命を使い切ると、お役目が終了したとみなされて、早くに命を持っていかれる。
目的に到達するまでの、「寄り道」の中に、もっと言うと、「迷いや混沌」の中にこそ本質がある。
それが豊かさ。
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阿含経と呼ばれる初期仏典にも、あーでもないこーでもないことが書かれているそうだ。
これは師より情報提供いただいたもので、私は読んでもいないし阿含経が何かも知らない。
あーでもないこーでもないものを学ぶ意味とは何か。
例えば、仏教を学んだ僧侶も悟れないなど、遠回りするから、わかることも多いということは
皆様実体験をされていると思う。
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なので、使命は知らないほうが良いことの一つとして私はとらえている。
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私自身も、使命を知って後悔した。
唯一、この学問を学んで知らないほうが良かったと思った部分だ。
使命を生きていくときに、御霊を削っている心当たりがあったからだ。
なので、このことは基本的には普段から忘れるようにしている。
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一方で陰陽五行の中に五常と呼ばれる仁義礼智信をかなり初期に学ぶ。
明治までは、朱子学として大学の一般教養科目だった。
朱子学は陰陽五行のことだ。
明治維新後、その教えを日本は手放した。
本当のことを日本人は学ばなくなった。
こちらは知っておいたほうが良いことであろう。
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宿命は知っておいたほうが良い、自身の指針になるからだ。
その上で、それを乗り越えて「宿命なんてどうでもいい」
と思えるくらい、一所懸命になることの方が更に大切なことだ。
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使命を知る、つまり推理小説を最後から読むようなことをして何になるでしょうか？
それよりも大切なことは、今目の前のことを一生懸命やること、その上で、「縁起」で導かれることが全てではないか。
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今日も、一日を一所懸命に生きていきたい。
できれば、皆様もご一緒に。
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