いつも当店をご利用頂き、誠にありがとうございます。


STAFF杉上です。


今回のBLOGのタイトルは、実はフランス語。


何と読むか分かりますでしょうか?

(かくいう自分ももちろん調べて書かせてもらってます笑

全く読めません笑)


答えは、


" プルオーバーシャツについてのBLOG "

という意味でした。


急なクイズ始めてしまい、すいません笑


そう、今回はシャツのご紹介。


シャツといっても、メインはこちらのシャツ。










PULLOVER SHIRT

MADE IN FRANCE


プルオーバーシャツ

新入荷も合わせて、まとまって店頭にお出し致しました。


フランス製にこだわり、

年代の古い物を中心にご用意しております。



ロングポイントの襟の物から、



コインポケット付きの物




刺繍が施された物


などなど…


様々にご用意ございます。


いわゆるグランパシャツとも言われますよね。


おじいちゃんが着ているようなシャツだから

" GRAND FATHER SHIRT "

" グランパシャツ "

という流れでしょうか。


一説によると、


GRAND FATHER SHIRTはバンドカラーシャツのことを指すということも聞いたことがあります。

海外の一部では、

バンドカラーシャツの事を主に

" GRANDAD SHIRT " や" GRANDAD SHIRT "

と呼ぶようですね。


日本ではいつのまにか色々混ざり、

ロングのプルオーバーシャツの事を総じて

" グランパシャツ "

と呼ぶようになったんでしょうね。



分かりやすいように今回はあえて

襟あり・襟なし関係なく

プルオーバーシャツという言葉に統一して

ご紹介していきますね。


今回このタイミングでのご紹介は、

まとまってご用意出来たからというのもありますが1番の理由は、

急に暑くなりすぎた昼間の気温にもオススメだからです。


春夏はジャケットやライトアウターのインナーとしてだけでなく、1枚でも活躍できるような万能な1着、プルオーバーシャツ。

暑くなってくると袖捲りしても良いですね。


ユーロヴィンテージにおいてベーシックなアイテムの1つでもあります。

これからフレンチヴィンテージの魅力にハマりたいという方にも是非手に取って頂きたく思います。




川崎店にございます写真集

" アウグスト・ザンダー 写真集 -肖像の彼方- "


人物写真、所謂ポートレートを得意としていたドイツ人の写真家。

STRAY SHEEP入社時にすぐ北島さんに教えてもらった写真集でした。

フランス好きの方やヴィンテージに携わる方、

パタンナーの方などなど…

服好きは必ず知ってる1冊みたいです。


当時全く知らない自分はぽかーんでしたが、

今見てもカッコいい。





1930年代の農夫。


典型的な死神の鎌みたいなの持ってますね笑

もしくはサイレントワルツ発動時のカイト笑

(わかる方は分かって頂けるかと)


すいません。

そんなことより、

気になるのは着用しているシャツ。


当時の年代や襟、デザインから察するに

やはりプルオーバーシャツを着用しています。


そして、



フランスからわざわざ取り寄せたという

STAFF村松の私物の写真集。


STAFF村松 Instagramアカウント


こちらを見ても、










性別や職業の垣根を超えて

当時のフランス人はプルオーバーシャツを着用していることが確認出来ます。


下着として使われていた背景もありますが、

ワークシーンにおいては定番アイテムだったことが分かります。


働いてる中の1コマでもあるはずなのに、

何故こんなにカッコよく見えるのでしょうか…笑


前置きが長くなってしまいましたが、

僕も入り口はこういう写真に影響を受けてプルオーバーシャツを着ていました。

プルオーバーシャツを通して様々な着方を楽しみたいですね。


それでは、

本題のアイテムのご紹介へ。
























年代の古いフランスのプルオーバーシャツは

サイズが小さい物が多いですが、

ご用意している物はFRサイズのFR46〜50相当の物まで。


サイズの合う個体に出会えなかったお客様に是非ご覧頂きたいです。


アイテム数多いため、

数点ピックアップしてご紹介を。






50's

COTTON

STRIPE

PULLOVER SHIRT


MADE IN FRANCE

SIZE  FITS LIKE FR46


爽やかさも感じられるホワイトベースのストライプシャツ。




フランスらしいギャザー。

Biaudeなどはじめ、手間暇を惜しまないこのギャザーに魅せられてフレンチ好きになった方も多いかと思います。






深く入ったスリットは、

生地の耳が使われており作りの良さが窺えます。




ミルクガラスボタンと細かなところも魅力的な1着です。






襟裏は謎のデザインが。

ボタンホールも手縫いと

ハンドメイドらしい所も見られるので、

恐らく余った生地などを使って襟をつけたんでしょうね。




パリッと乾いた肌触りのコットン生地がまたなんとも年代が感じられます。

作りや生地どこを取っても良い1着です。


それでは、

スタイリングも。







COAT..." KLASICA " 


PANTS..." KLASICA " 

1960 c-twill


SHOES..." PALLADIUM × FRENCH MILITARY "


クラシカをメインに、

プルオーバーシャツはタックアウトで。

サイジングの緩さで程よい脱力感を。


是非。



続いては、こちら。







40〜50's

J.G.

COTTON 

PULLOVER SHIRT


MADE IN FRANCE

SIZE  39


綺麗なブルーが特徴的なシャツ。

個人的にはプルオーバーシャツの中でも無地の物が好きです。


癖なく色々なスタイリングに使えますし。




脇にはマチつきで、




ボタンはガラス製と

こちらもまた古い年代のシャツらしいディテール。


シンプルな1着は、








PANTS..." KLASICA "

GOSSE

COTTON × SILK × LINEN


SHOES..." adidas "

TRAINING SHOES

GERMAN MILITARY SAMPLING 


クラシカのGOSSEに合わせて、ラフに。

暑くなってくると、

袖捲りして

手にはアクセサリーを身につけるのも宜しいかと思います。


プルオーバーシャツも無地だからこそ

小物も映えてくれますね。


是非。



続いては、こちら。







VERY OLD

COTTON

PULLOVER SHIRT


MADE IN FRANCE

SIZE  FITS LIKE FR46/48


さらに年代の古いコットンプルオーバーシャツ。

フランネル生地です。








細かい箇所もさることながら、

面白いのは






シャツで見かける首後ろの付け襟用のボタンホールだけでなく、

肩付近に付くベークライトのボタン。


中々見かけないディテールかと思います。

たしかにしっかりとこれで固定出来ますね。




爽やかな色味です。


それでは、スタイリングを。





PARKA..." K-WAY " RAIN PARKA

MADE IN FRANCE


PANTS...1978 BELGIAN ARMY

CARGO PANTS

MADE IN BELGIUM


SHOES...ITALIAN NAVY

DECK SHOES

MADE IN ITALY


個人的には着丈の長いプルオーバーシャツでも

タックインして着たい人間なので、

タックインのスタイリングも。


シャツの色が爽やかでもネルシャツ感かつ野暮ったさも感じられるので、

レインパーカーと、

経年変化により良い具合に褪色したベルギー軍カーゴパンツを合わせて野暮ったさをマイルドに。

革靴ではなくスニーカーがベストかと思います。


是非。



続いては、こちら。















VERY OLD

COTTON

PULLOVER SHIRT


MADE IN FRANCE

SIZE  FR44/46


STAFF高嶋と2人で見て、話が盛り上がった1着でした笑

何より、目を惹く珍しい織りのシャツ。


さながらドレスシャツのような光沢感のある不思議なシャツ。

ブロードのような。




ブザムシャツにも見られるディテール。

ブザムシャツ自体フォーマルなため、

こちらの1着はやはりそういったフォーマルシーンに沿った生地が使われているんですね。


そして、



裏返してみると

両胸の箇所にのみ薄い生地が当てられていました。

ここだけにスレキがつくのは

何の意味があったんでしょう?


また、



イニシャルが縫われており、

スレキ・イニシャル共に想像も膨らむ1着です。



調べても分からなかったんですが、

ブランドは実は先程ご紹介した





こちらのシャツと同ブランド。

当時、シャツメーカーとして名があったんですかね?


興味深い1着でした。


是非、店頭で手に取ってみてください。



丈の長いプルオーバーシャツ、

1枚で着るにはどうしても物足りないと感じる方は










VEST...WOOL VEST

MADE IN FRANCE





VEST..." Honorbilt " 

VEST

MADE IN ENGLAND


ベストを羽織ってあげるのも宜しいかと思います。


インナーのイメージが強いベストも春夏のレイヤードアイテムとして活躍してくれる1着です。

是非!



ここまでフランス製の年代の古いシャツにフォーカスしてご紹介しましたが、

折角ですので他もサッとご紹介を。




OLD

PULLOVER SHIRT


MADE IN ENGLAND / FRANCE


年代は古くはありませんが、
この辺りのシャツもスタイリングに取り入れやすいため大変オススメです。







オーダーで作られた1着。

タッタソールチェック。


個人的には、

こちらのシャツに

オイルドマシマシなヴィンテージBarbourを羽織り

コーディングスのトラウザーに

足元はTricker's。

コテコテなブリティッシュスタイルで着用したいシャツです。








ホーリントンも作りの良い服が多く、

当店でも入荷のたびにすぐお嫁に…


グレーのヘリンボーンシャツはブラックモールスキンジャケットのインナーにも最適です。


是非。



最後は、こちらも。




OLD

BLACK 

CHAMBRAY COAT


MADE IN FRANCE


スプリングコートよりもまだまだ着れる時期の長いブラックシャンブレーコートも入荷しております。


フェードが素晴らしい個体からワンウォッシュ程のミントコンディションな個体までございます。


風に靡かれる様が美しく、

またカバンの中に雑にいれてもシワになりずらい使い勝手の良さも魅力です。


是非合わせてご覧くださいませ。



このような物も店頭お出ししてお待ちしております。



ここまでお読み頂きありがとうございました…!








プルオーバーシャツだけでなく、



スタイリングでもご紹介した
















































KLASICAも

生地感・シルエット素敵な物ばかりですので、

合わせてご覧くださいませ。


そして、




Instagramの投稿でもご紹介した

ドイツ軍サンプリングのadidas TRAINING SHOESも是非。



長くなりましたが、

明日からも皆様のご来店を是非お待ちしております!


杉上