ドキュメント映画の撮影を兼ねて、慰霊の園に行ってきた。
日航機事故の犠牲者を追悼する施設である。
実際に墜落した場所はここから20キロ先である。
写真の背後に見える慰霊碑は山に向かって手を合わせた形になっている。
やっとここで手を合わすことが出来て、安心出来た。
今回、一人も降板を出さずに完投することが出来たのは、
ひとえに空の上から見守ってくれていた
123便で被害に遭われた乗客の方々のおかげなのだ。
主演の鳥居みゆきさんも今回、大変な舞台だったと思う。
コロナ禍で飲みにも行けず、
稽古場でわたしは演出席から役者の芝居を観るだけなのだ。
怒りや不満もあっただろう。
でも彼女はそれを押し隠し、主演をやり抜いた。
感謝の気持ちもない、人を踏み台にしていくような○○の
○○とは全く違っていた。
御巣鷹山へ向かう道中、いろんな話が出来たので、
少し、安心した。
わたしと考えが同じだったのだ（笑）。
いやいや、どの公演にも○○○○はいるものだ（笑）。
「おれは○○み手伝ったのに○○がない」とか言って、
わざわざ○○○に連絡する○○○○がいたのだ（笑）。
○が○ってるなら○○○に言わずにおれに言え。
すぐ○ってきてやるよ。
○ってきてやったけど（笑）。
そして、小劇場に出演するなら、
裏方手伝うのは当たり前のことなのだ。
そうやって根津甚八さんも小林薫さんも柄本明さんもやってきたンだぞ。
何？ そんな俳優知らない？
そうか……『ゴッドファーザー』も観てないもんな。
それは仕方ない（笑）。
わたしの怒りは全て今やれている映画への感謝に変えていくのだ。
そして、関わってくれた人を幸福にするような作品を創るのだチクショウ！
○○はどうせ○○るから（笑）。
