「監督と一緒に映画を観ようの会」発足! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

と、いうのを勝手に考えて、

関係者に「10月6日(土)14:15の回、新宿シネマカリテで待つ」

とだけ、言っておいた。

(野村周平や柳ゆり菜と一緒に舞台挨拶をしたことや各映画館への

お礼や、『ズーキーパーズ』のことも書きたいのだが、先に言わせてほしい)

 

これで、どれだけの人が来てくれるかはわからないが、

私は台風が来ても必ずカリテに行く。

 

お芝居でも台風が来て、遠方で帰る手段がなく、

泣く泣く事務所に言われ、帰らなければいけない役者もいる。

(予算がなく、タクシー送迎が出来ないので、帰宅手段がなければ、

帰れなければ、電車のあるうちに帰ってもらわなければならない)

 

だが、我々のやっているのは小劇場の芝居だ。

裏方も表方も全部、役者がやるのだ。

公演を観に、台風でも必死で来てくれるお客さんもいる。

(千秋楽は満杯だった)

電車なくても自己責任で残ってくれて、

バラシを手伝う役者もいる。

 

監督と飲みたいからと残るツワモノもいる。

 

 

なんだか、タイタニック号が沈んでいくのに

演奏をやめなかった楽団みたいだ(笑)。

 

決まりだけで生きていたら、かつて河原乞食と言われた

俳優稼業なんか出来ないだろう。

映画のスタッフやキャストなんか、拘束時間を時間給で割ったら

完全に労働基準法に引っかかるだろう。

徹夜で撮影は出来ないなんて言われたら、

低予算映画なんか作れないぞ。

俳優は、映画人は、

サラリーマンじゃないんだよ。

公務員じゃないんだよ。

厭々、朝早くから満員電車で吊革につかまっている、

そう言う人達を眺めて写し取る、河原の乞食なんだぞ。

 

演技のレッスンだけが俳優修業じゃないンだよ。

唐十郎さんが言っていた。

「演技を磨くより、人間を磨け」と。

 

どちらが有難いか(面白いか)と言えば、当然後者だろう。

でも、そんなことは学校じゃ教えてくれないからね。

 

誰かのツイッターで台風の中、(出演者じゃないのに)

荷卸ししている奴(“STRAYDOG”の赤羽一馬)がいた。

 

https://twitter.com/kazuma_akaba/status/1046432062096400385

 

(危ないけど誰かがやらなければ終わらない。

誰もやらなかったら私がやる)

 

雨の中、働く奴ってかっこよく見えないか。

人がいやがることを進んでする奴ってかっこよくないか。

(ビートたけしさんも貴乃花も便所掃除を自分ですると訊いた)

かっこいい芝居をするんじゃない、

かっこいい役者は普段からかっこいいのだ。

 

きっと彼には演劇の神様が微笑むだろう。

でもひどいこともたくさんしているから±ゼロか(笑)。

 

(全然、チケットを売らない〈売れない?〉役者がいたので、

「なんとかして下さい」とマネージャーに言ったら、「ノルマないんでしょ」

と言われた。ノルマがないから売らなくていいってことじゃねぇよ!

売れなくても最終的にチケット代を回収しないだけの話だよ。

一ケタしか客呼べないなら、最初から出演するな! プロじゃねぇだろ!

そんなマネージャーに限って挨拶にもこねぇし、芝居も観てねぇ。

所属俳優の芝居も観ないで、どうやって売るんだろうね)

 

『ズーキーパーズ』出演中のみんなが私の監督作品を観に行ってくれた。

 

そして、主演の着た衣装の前で集合写真。

ありがとう、ズーキーパーズ出演者のみんな!

君らにもきっと映画の神様が微笑むぜ!

 

そして、10月6日(土)14:15の回か、20:45の回、

みんなで監督と一緒に写真を撮ろう。

だから、もう一回観てくれ。

二回観ると、もっと深く分かることがある(笑)かも。

 

パンフレットにサイン(私のでよければ)が欲しい人も是非!