階戸瑠李と円谷優希が何やら話している。
階戸「つむちゃんってずっと“STRAYDOG”さんの芝居に出てるね……
大変じゃないの?」
円谷「“STRAYDOG”さんだけじゃないですけどね……演劇って私にとっての
“生きる力”なんですよ」
階戸「私も……現場とか稽古場って何かを発見出来る場所なんだよね」
円谷「生きている実感があります」
階戸「いろんな人がいて、その人たちがモノを作る、演じる姿が生きる力に
変換されて……」
円谷「どんな風に演じるかはどんな風に生きるかにかかってきますよね」
円谷「瑠李さんはどうして役者になろうと思ったンですか?」
階戸「数字で表せないからかな」
円谷「数字?」
階戸「例えば、チケットの売り上げと演技の良し悪しは関係ないでしょ。
背の高い低いも、ダンスとか演技も計測できない……そんな
世界で生きられることって魅力的じゃない?」
円谷「ですね」
階戸「ちょっと人気が出たからって、万人の人が知ってるわけじゃないし、
お金稼ぎたいんだったら、もっと他の仕事選ぶし、自分の人生に
おいて、自分が楽しみたい、人を楽しませたい、っていうのが全て
なんだよ……ハハハ」
円谷「私も……稽古はけっこう大変だけど、頑張ります」
階戸「お互い、頑張ろうね」
円谷「はいッ!」
なんて、会話がなされていたかどうかはわからない(笑)。