芸能の神さま | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

深津絵里主演で映画『女の子ものがたり』を監督したとき、

プロデューサーがインタビューで

「森岡監督に映画の神さまが降りてきたんでしょうね」

と言っていた。



私は舞台にもそんな神さまはいると思う。

宗教を信じているわけではないが、

運は縁は神がご褒美としてくれているのではないかとさえ思うときがある。



それは物事に真摯に取り組んでいる時だ。

サボらず、ズルせず、真面目に、がむしゃらにやっていると、

必ず自分の中にいる神さまは微笑んでくれるのだ。



今回、AチームとBチームに分かれているが、

役者も事務所やら、フリーやら、いろんな人間がいる中で、

自分が出演しないチームの手伝いをしたり、

何かいいものがあったら盗もうと貪欲に相手チームの芝居に

見入ったりする者もいれば、「私は相手チームの芝居なんか興味ない」と

とっとと、自分の用事で劇場からいなくなったりする者もいる。



こんなもん、どっちに神さまが微笑むか一目瞭然だ(笑)。




森岡利行「監督日誌」




全ては舞台に立っている君らから答えは出ている。

がむしゃらにやるもの、不満や不平たらたらでやるもの、

どちらがチャーミングな役者なのか、

バカじゃなかったら理解出来るだろう。



あと2日。

熱い芝居をしているので、

熱いけど、出演者の頑張りを目に焼き付けてくれ。



森岡利行「監督日誌」



先日、高倉健さんのインタビュー番組を観た。



森岡利行「監督日誌」





好きな映画が、私と同じ

「ゴッドファーザー」と

「ディア・ハンター」だったことが嬉しい。




森岡利行「監督日誌」


森岡利行「監督日誌」



役者は表現者だ。

表現することでしか自分を証明できない。

理屈じゃないんだ。

いつでも表現できる場所にいなければ。



待っていたってしょうがない。

自分から飛び込んでいく。



芝居を愛しているものにしか

芝居の神さまは微笑まない。



逆に稽古や映画の現場に寝坊して遅刻するやつなんか

地獄の閻魔さまが釜茹での刑にしてくれることだろう(笑)。