明日初日! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

いよいよ明日、私の映画の監督補をしてくれていた

森川圭の初演出作品が幕を開ける。



初日はチケットが完売しているそうだ。

予約する人はお早めに。



STORYは、こうだ。



綾瀬りりこ(栗林里莉)は十年前にレディースのヘッドとして逮捕され、

二年の刑を受けたが、女性保護司の都築マギー(西間木清香)

力添えによって出所することが出来た。



森岡利行「監督日誌」

彼女にはなすび頭の彼氏・リョータ(堀之内良太)が待っていた。

りりこの新しい生活が始まった。

リョータは小さな花屋を経営しており、それは質素だが、

明るく、楽しい日々だった。



ある日、りりこの出所を知った昔の仲間ミキ(川村美喜)がやってきた。

再び手を組んで暴走行為をしようという。

りりこはきっぱりと断わった。




犯罪歴を持つ者は東京を始め、

大都会、港町に住むことを許されない、

いわゆる“所払い"というやつだ。

りりことリョータはやがて片田舎に引っ越した。

一方、マギーもど田舎に引っ越した。

軽犯罪係への転勤ということだが、ていのいい左遷であった。




それでも、りりことマギーの家族は、週末にはカラオケに出かけた。

突然、悲劇がりりこを襲った。

楽しいカラオケの帰路、

暴走してくる二台の車を避けようとした

リョータのバイクは横転して、大破したのだ。

この事故で最愛の彼氏リョータが死んだ。




自暴自棄の日々が続いた。

月日が流れ、ようやく傷が癒えると、

マギーのすすめでど田舎に移り、

刑務所で身につけた接客技術に助けられ、

キャバクラで働くことになった。

そして、新しい恋人・ゲンタロウ(高橋玄太)がりりこの前に現われた。




同時に、りりこの運命を変えるもう一人の人間が出現した。

この地に赴任してきたマスダマ刑事(増田圭次)だった。




もう忘れかけていた二年前、

暴走行為をしていたりりこを捕えたのがホモのマスダマだった。

以後、マスダマの執拗で嫌らしい監視の眼が、りりこを追い廻し始めた。




ある日、マギーのところへ、ゲンタロウがとび込んできた。

「りりこが警察に留置されている!」




森岡利行「監督日誌」



容疑は何もなかったが、マスダマは以前、好きだったリョータを

りりこに盗られたことから、異常な程、りりこを憎んでいた。

偶然、ガソリン・スタンドで昔の仲間・ミキと会ったことが、

マスダマは気に入らなかったのだ。



しかし、りりこは二度と昔の仲間と走る気はない。

マスダは彼女を信ぜず、二度と奴らに会わない宣誓書を書けという。

無茶苦茶な要求だったが前科者は常に弱い。

りりこはマスダマに、縛られ辱めを受けた。

そして釈放されてからも、マスダマの追求は続いた。



そんなとき、昔の仲間が暴走行為を行った。

もちろんりりことは無関係だったが、

マスダマはりりこがヘッドだと思いこんでいる。



森岡利行「監督日誌」


逮捕したミキを尋問するが、

りりこの犯行を立証出来ないマスダマは、

ついに彼女の家にまで押しかけ、ゲンタロウを脅迫する。

これを蔭で盗み見ていたりりこの怒りが爆発した。



ホモのマスダマが玄太を背後から陵辱しようとした時、

りりこはマスダマに襲いかかり、アイロンで頭を殴った。

何度も何度も殴った!

マスダマは死亡、りりこは逮捕された。



公判、過去に犯した行為が決定的に心証を悪くしている上、

被害者は刑事だ。女検事ヒトミン(大村仁望)のたくみな弁舌がより一層、

極悪人としてのりりこを印象づけた。



りりこの女性弁護士・ホーリー(堀明日香)は、

犯罪を誘う要素が、この国に存在することを強く指摘した。



処刑の際の首吊り台が、

いまだに使われているような古さを、

あの劣悪な刑務所内の環境を。



しかし、裁判官(田嶋高志)も陪審員(網師野純)も
彼女の弁論には無関心であった。

既に結論は最初から出ていたのだ。

判決が出た。

求刑どうり死刑だった。



総理大臣(江島雄基)への助命嘆願も拒否され、

処刑の日がやってきた。



りりこは最後の願いを言った。

「メイクルームで、化粧をさせて……」



絞首台の前に引きだされ、

メイクアップされたりりこが、

最後に振り向いたときの眼が、



マギーの心に焼きついた……。



END





あれ?

こんな話しじゃなかったっけ?

まあいいや。

今日の通し稽古を見ながら、

そんなSTORYを考えてしまったぜ。




まるっきり、アラン・ドロンとジャン・ギャバンの名作

『暗黒街のふたり』なのだが。




通し稽古が終わって、

作・演出の森川くんのおごりで

居酒屋へ。




金持ってなかったから助かったよ。

ありがとう森川クン!

ずっと演出やってくれ!

ついていくぜ!



森岡利行「監督日誌」

右端で半分切れていて、

しかも目を瞑っているのが演出の森川圭氏。


みなさん、観に来てね!

毎日、飲み会やるからね!

一般の方も参加OK!




公演情報宝石赤

クローバーハンドメイドビジョン演劇部クローバー

『メイクルーム』キラキラ

作・演出:森川 圭

演劇公演期間:2010年6月24日(木)~27日(日)
カラオケ劇場:GEKIBA (池袋)


チケットチケット:前売/2,800円 当日/3,000円

6月24日(木):19時

  25日(金):19時

  26日(土):14時/19時

  27日(日):13時/17時


チケット発売中ビックリマーク

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■出演:栗林里莉
     西間木清香
     網師野純

     増田桂次
     高橋玄太
     堀之内良太
     川村美喜
     大村仁望
     堀明日香
      田嶋高志
      江島雄基
      智葉栄太
      宮島穂高
      渡辺健太郎


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  @KEIMORIKAWA