愚者と賢者 | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

愚者に攻撃されてしまった。

机上の賢者に相談したら、

愚者にそう出られると非常に困ることになると忠告された。

現場の賢者に相談したら、

「あなたが正しいと思うのなら、それを貫き通すべき」と忠告された。



森岡利行「監督日誌」

『虚構の劇団』所属の三上陽永と八戸亮(ホリプロ)は

同い年で同じ青森出身だから、二人で喋っていると

ナニを言ってるかさっぱりわからない。




結果、幽霊は目に見えないから恐いことだとわかった。

想像で考えることが恐いことで、

実際、自分の目と躰で確かめてみると、

その幽霊は柳の木だったり、

猫の影だったりするのだ。



森岡利行「監督日誌」



読んでいてワケがわからないと思うが、

やはり現場の賢者の言うことが正しかった。



森岡利行「監督日誌」

三上とシードギャルズ(住吉、川村、木下)。


でも、相談に乗ってくれた机上の賢者もありがとう。

そして、世の中には人の気持ちがわからない

愚者がたくさんいるンだなと、いうことがわかった。



森岡利行「監督日誌」

若手三人組(有馬、高橋、増田)。




脚本を書くものにとって、

人生において、

全ての辛いこと、苦しいことが勉強である。




森岡利行「監督日誌」

住吉と木下。



週刊誌に連載されている伊集院静氏のコラムを読んで感銘を受けた。

(伊集院氏は故夏目雅子さんの夫で、『女の子ものがたり』にも寄稿して

下さっている)



森岡利行「監督日誌」

名優・史朗さん。



“この頃は、さまざまな理由で職場の中で怒る人が少なくなっている。

「それは断じて違う」

・怒りなさい

・叱りなさい

・どやしつけなさい

(中略)

私は、人が社会を知る、学ぶ上でのいくつかの条件は

「理不尽がまかりとおるのが世の中だ」

ということを早いうちに身体に叩き込むことだと思っている。




森岡利行「監督日誌」

太郎を演じる六川くん。



(中略)

世界市場の変化、国のあり方。

お先真っ暗なことが起きるのが現実だ。

この数年の建設業の下請けがそうだろう。



森岡利行「監督日誌」

レベルアップした佐藤仁。



その時、「そんな理不尽な……」などと言ってられない。

なったものは受け入れて、

「世の中に理不尽はある。これを機にこちらも改革し、たちむかおう」と、

すぐに対処できるかどうかは、

その人たちが理不尽を知っていたかが決め手になる。




森岡利行「監督日誌」

三津谷と六川。


だから諸君、煙たがられたり、嫌われることを怖れてはいけない。

言うべきことをあなたの言葉で言いなさい。

それが新人に必要なことだ。



森岡利行「監督日誌」

望月柊成(スターダスト所属)。




どやしつけてくれた経営者が、

親方が、先輩が、いかに正しいことをしてくれたかは後年になって

わかるものだ。




森岡利行「監督日誌」

子役の土岐瑞葵(スターダスト所属)。



なぜ、叱ることが必要なのか。

それは今の新しい人の大半が、

本気で叱られた経験を持たないからである。



森岡利行「監督日誌」



なぜ、叱ると身に付くか。

叱られた時は誰もが辛いからである。

辛いものは心身にこたえるし、よく効くのだ。



森岡利行「監督日誌」

森田亜紀(“STRAYDOG”)と

三津谷葉子(ホリ・エージェンシー)は

どっちも(女としてではなく)ガタイが良くて

本当の姉妹に見える。

劇中と違い、普段は凄く仲が良い。



(中略)

若い女の子に「KY」という言い方があって、

空気が読めない人のことだ、と説明された。



「馬鹿言ってるな。なぜいい年して、女、

子供の吸ってる空気を読まにゃならんのだ」

誰のお陰で生きてるんだ。

人が人を叱るのに、空気を読む必要などさらさらない。




森岡利行「監督日誌」

柴田明良(“STRAYDOG”)に

「最近、ちょっと理不尽なことがあってさ……」と話しかけたら、

「ボクも乗ったことありますよ、中広いっすよね」と言った。

馬鹿、それはリムジンだろう!


理不尽の最たるものは侵略戦争であり、

専制政治だ。

それがまかり通ってきたのが人間の歴史であり、

今もそれが残るのが私たちの世界なのである。


(後略)”



森岡利行「監督日誌」
完璧にお母さんキャラになっている相馬亜古 。



稽古もいよいよ佳境に入り、

4月2日は初日を迎える。




森岡利行「監督日誌」

座・高円寺劇場のプロデュース公演『少女仮面』

のオーディションに合格し、嬉しそうな柴田明良(“STRAYDOG”)

……続けていればいいことあるねぇ柴田君。




『子猫の涙』のモデルになった叔父は58歳で、

父は69歳で亡くなった。




森岡利行「監督日誌」

三津谷葉子と愉快な仲間たち。

東京でいちばん安い居酒屋『一休』で。

佐藤が坊主だからここを選んだわけではない。



私もこの4月で50歳を迎える。

(え? もう50? こないだ30だったのに!)

残された時間はもうわずかだ。



やれることはやっておきたいし、

ひとつひとつの作品に

全力で向かって行きたい。




森岡利行「監督日誌」

小野晴子と愉快な仲間たち。

みんな表(役者)もやって裏方もやって、

ダンサーもやって、そしてよく飲むぜ……。

酒がガソリンのようだ(笑)。



いつ最後の公演になるかわからないから、

みんな、観に来てね……






このブログを読んでくれている人は

必ず来ること。





受付ロビーで「森岡ブログを読んでいます」と

言ってくれれば、記念に去年の公演の

パンフレットを無料で進呈します(笑)。





って、公演の宣伝でした(笑)。