E社の栗原恵(仮名)プロデューサーが激怒して『路地猫』の稽古をしている
初台・新国立劇場までやってきた。
なんでもブログに写真を勝手に載せるなということである。
「私は裏方なんですから、表に出たくないンですよッ!」
「美人なんだから、いいじゃないっすか」
「美人でも何でも出たくないものは出たくないンです!」
美人だというところは否定しなかった。
平謝りし、全部削除することを約束した。
もう一人、S社の木村多江(仮名)プロデューサーも怒ってなければいいが……。
写真を出してほしくない『女の子ものがたり』のスタッフのみなさん、
メールか事務所に電話してくれ。
その後、舞台挨拶の話で盛り上がった。
マスコミ媒体が100社近くもくる単館系の映画は珍しいようで、
宣伝部も嬉しい悲鳴だったそうだ。
それにもまして、深津さんのコメントに感激したらしい。
「心の底の底の底が揺さぶられ、刺激され、この映画に出演出来たことを誇りに思います」
やはり真実の言葉は人の琴線に触れるものだ。
映画にヒットの方程式なんかない。
以前、石橋凌さんの家で望月監督と飲んでいたら、
ある助監督がハリウッドのシナリオ作りの法則みたいなソフトを買い、
PCでシナリオを書いていると自慢していた。
この時間帯でこうなってこうなったらこうなるみたいな法則本なのだが、
そんなものはヒットした映画を集めたデーターにしか過ぎない。
我々は「バッカじゃないの」と笑っていた。
昔あった××テレビの××サスペンスじゃないンだから。
最初に殺人があって、一時間経ってまた殺人があり、
二時間目に入る番組のマタギといわれる部分で前の一時間の
説明を主人公がして、終わりにもう一度、殺人が起きかけるところで、
主人公が駆けつけ犯人を逮捕し、取り調べ室か断崖絶壁で自白する。
この自白する場面が私はどの曜日にやっている
二時間ドラマも一緒で嫌いだったのだが、
そこが一番視聴率が良いらしい。なんてこった。
そういう風にドラマを作れば視聴率が稼げるという方程式なのだが、
その番組も今はない。
前出の助監督がそのソフトに『ジェラシック・パーク』を入れたら、
ダメなシナリオに分類されたという。
じゃあヒットすることと関係ないじゃん(笑)。
だいたいハリウッドでどうたらとか言ってること自体が馬鹿馬鹿しい。
根本的に床で生活しているのと畳で生活しているのと人種が違うのだ。
海外で認められても日本じゃぜんぜんだったり、
日本で認められても海外じゃダメだったり、
そんな法則で映画が作れて、ヒットを飛ばせたら、誰も苦労しないよ。
方程式とか法則とかじゃなく(ジブリのゲンをかつぐのは別にして)、
大切なのは生きてる人間の魂や(生身で感じた)言葉の方が大事なのだということだ。
『女の子ものがたり』は初夏に一般試写会もありそうなので、みなさんお楽しみに。
方程式なんかじゃない、魂の映画をお見せしまっせ!
ポスターもすっげえかっけぇのが出来てるよ。
4月29日からの舞台も観に来てくれ!
映画のポスターも貼るからね!
会もありそうなので、みなさんお楽しみに。
方程式なんかじゃない、魂の映画をお見せしまっせ!
ポスターもすっげえかっけぇのが出来てるよ。
4月29日からの舞台も観に来てくれ!
映画のポスターも貼るからね!