7月中旬に、BC-458A送信機 電源部の部品配置を決定しシャーシの穴あけまで終了していました。しかし毎日の暑さ続きのせいで集中力が低下、しばらく放置状態が続いていました。8月も終わりに近づき庭の手入れも一段落したので、重い腰をあげて

組立て作業にかかることにしました。

 視力が低下してはんだ付け作業が思うようにできなくなったので、「つらいことはつい先延ばし」にしていましたので、まずパーツ作りから取り掛かります。

 

1.電鍵ジャック基板

 電鍵ジャック基板は、廃品トランジスタアンプVictor A-E5のマイク・イヤホン基板を取り外して使うことにしていました。この基板には通常の縦振電鍵のジャックと電子キーヤーのTTL出力ジャックがはいります。後者のためにかんたんな電子リレー回路も載せるのですが、ジャックのレセプタクルがカバーされていて各端子とプリントパターンの対応が目視では全くわかりません。

 

 A-E5のマニュアルから回路図とプリントパターン図を取り出して解析しましたが悪戦苦闘しました。

 なんとかジャックとパターンの対応付けをして電子リレー回路を載せてみたのが下の図です。

電子リレー回路用に12VDCリレーとトランジスタソケットをとりつけました。

 

2.定電圧電源ボード

 定電圧放電管 VR-150MTとその周辺回路、主発振器用電圧ドロップ回路を載せるプリント基板(取り外し品の流用)です。

 

 薄い茶色のシャドウのついた部分がボードに載ります。

 

3.変調器ボード

 将来、終段増幅VT-136(807の12V管)パラにスクリーングリッド変調をかける予定ですのでボードを準備しました。

 以前の記事(下記)では変調器の回路構成を12AV7ー6BQ5としていましたが、ソケット交換の手間を考えて見直ししました。

 

 変調トランス(15KΩ:5KΩ)、必要電力の関係から終段管6BQ5(9ピンMT管)は変更できませんので、前段を7ピンMT管 6AU6に変更しました。どうしても増幅率が足りない場合はマイクトランスで補うつもりです。

 

 流用したプリント基板は7ピン真空管ソケットが2個ついたものだったので、一つは9ピンソケットの交換しました。

 (1)ニッパーでソケットのピンを切りセンターピンのはんだ付けをはずして

   7ピンソケットを取り外す

 (2)ソケットをはずしたところに9ピンソケットが入る穴を開ける

 

 9ピンソケットをつけて作業終了です。ソケットの高さが違いますが、6BQ5は6AU6に較べてだいぶ背が高いのでよしとします。

 

 回路図の薄茶色パターン部分がこのボードになります。入力のLPFは入力ジャックとゲインコントロールボリュームの間に配線します。

 

                                ー END ー