私は、回路図や庭の植栽マップなどはマイクロソフトWORDの図形描画を利用しています。今回数世代前のWORDで作った植栽マップを更新しようとして苦労したので経緯を記録しておきます。

 

 1.昔作った植栽マップを更新しようと、今のWORDで開いてみると互換モード

   になっています。そのまま図形オブジェクトをクリックして修正を始めまし

   た。

    大部分のオブジェクトは修正可能ですが、一部のオブジェクトはクリックし

   ても操作対象として指定することができません。

 

 2.互換モードのためかと現在使っているWORDのモードに変換しても状況は変わ

   りません。

 

 3.新しく作り直そうと前の図形をすべてコピーして、新しいページにコピーし

  ましたが、操作対象として指定できない問題のオブジェクトはコピーされて

  いません。よく見るとコピー、ペーストできたのはキャンバス上のものだけでし

  た。

   昔のWORDで図形描画しようとすると自動的にキャンバスが作り出され、

  その上に描画するようになっていたことを思い出しました。

   ここ十年近くキャンバスなしで描画していたのでキャンバスの存在そのものを

  忘れていました。比較的新しいWORDでは自動的にキャンバスが作り出されるこ

  とはないので。

 

 4.以前のページのキャンバスを削除してみると、操作対象として指定できなかっ

  たオブジェクトが残っていて、これは操作可能です。

   これを新しいページにコピーペーストしてすべてのオブジェクトをキャンバス

  上に載せることができました。

   キャンバスの大きさが足りなかったりして、作ったオブジェクトの全体が

  キャンバスの中に完全に納まらない場合、このオブジェクトは迷子になって

  しまいその後操作することができなくなるみたいです。

   ちなみに、迷子オブジェクトをページ間移動でキャンバス上に移動させても

  見た目にはキャンバス上にあってもキャンバスには登録されていませんでした。

  面倒でもコピーペーストが必要です。

  

 5.今回新しいページにキャンバスをコピーしてみた所、キャンバスの大きさが

  小さすぎることがわかりました。新しいページいっぱいにキャンバスの大きさ

  を広げたかったのですが、方法がわかりません。いろいろ試してみた所、キャン

  バス枠を右クリックすると出てくるメニューの中の「描画のサイズ変更(C)」

  をクリックすれば、縦・横のサイズを変更できることがわかりました。

   キャンバスは、その上の多数のオブジェクトを一度でコピーできる、サイズを

  一括で変更できるなどの利点がありますが、迷子オブジェクトを作らないよう

  気をつける必要があります。

 

            更新した植栽マップ

 

 

     最近庭木などの名前を忘れがちなので、マップを作っています。