2チャネル化にともない、スコーカーボックスにツイーターを追加することにしました。立派なホーンツイーターなどを使っているなら箱に組み込まなくても外部で結線してやればいいんですが。

 今まで、高域担当は、YAMAHA AV-1のリアスピーカーで代用していたので。

 

 組み込もうとするコーン型ツイーターEAH-8039 (8Ω 30W)と取付用の板

 

 スコーカーーボックスに新たに穴を開けたりするのは大変なので、バスレフポートに組み込むことにしました。そのため小さめのツイーターを選んだのですがそれでも入らず取付用の金具を曲げて対応しました。このEAH-8039はスコーカーと同じナショナル製(テクニクス)で3wayスピーカーの取り外し品だそうです。

 

 ちなみにスコーカーの主な規格は次のとおりです。

   型名:EAS-15KM01 ドーム型スコーカー 口径:15cm、入力:30W、

   インピーダンス:8Ω、周波数特性:500Hz~6kHz、出力音圧レベル:100dB

 

 スコーカーの組み合わせ例によると、カットオフ周波数は下800Hz、上5KHzになっているので、Webで見つけた表に基づき、ローカットコンデンサーを4μFにすることにしました。

 部品箱を漁ったのですが、無極性の4μFを見つけることができず 2.2μ(NP)+2.2μ(Bi pola)で代替えしました。

 

 作成したローカットコンデンサーとスコーカー、ツイーター

 

 ツイーターの取付板への取り付けはバスレフポートが狭くて木ねじなどが使えないためスーパーボンドで接着しました。

 

 右側の半分隠れているのがバスレフポート、ツイーターがぎりぎり入ります

 

 スコーカーをはずし、そこから手を入れてコンデンサー・配線の取り付け

 

 完成したところ

 

 ウーファーボックスの上にセットしもとどおりに直しました

 

 ちなみにウーファーの規格は次のとおりですので、チャンネルデバイダー(2Way使用)の分割周波数は800Hzを予定しています。

 

型名:Fw-202 コーン型ウーファーユニット 口径:20cm、インピーダンス:8Ω

周波数特性:30Hz~2kHz fo:30Hz、出力音圧レベル:91dB/W/m、入力:60W   * 現Fostex がまだFosterという会社名だったころの製品です

 

 次の作業としては、機能試験と全体調整を考えています。

 

 

[機能試験と調整] 内容が少ないので追加の形にしました(2月10日 22:00)

 

 a.機能試験

  1.チャンネルデバイダー FL-153のセット

    ・レベルセットボリューム(H,M,L)をすべて中央位置にセット

    ・遮断特性切替スイッチを6dB/oct にセット

    ・低音-中音域クロスオーバー周波数を800Hzにセット

    ・中音-高音域クロスオーバー周波数をFLATにセット

  2.プリアンプ、チャンネルデバイダー、メインアンプ×2の電源ON

    プリアンプ、メインアンプの音量ボリュームは最小位置

  3.プリアンプにiPODの出力信号を接続、プリアンプと低域担当メインアンプの

    音量ボリュームを調整してウーファーからの出音を確認

  4.低域担当メインアンプの音量ボリュームを最小位置に絞り、中・高域担当

    メインアンプの音量ボリュームを調整してスコーカーとツイーターからの

    出音を確認

  5.低域担当メインアンプの音量ボリュームをあげて低域~高域がバランスよく

    聞こえるように調整

 

    特に問題なく終了しました。

 

 FL-153 のパネル、クロスオーバー周波数切替SWとレベルセットボリューム

 (H,M,L)がついている

 

 b.総合調整

   無限に続く自作オーディオの世界 (biglobe.ne.jp) サイトの

   「簡単に行う、チャンデバ疎調整」に基づいて、次の手順で行いました。

 

  1.a項5.の状態で、プリアンプにFM放送局間ノイズのザーという音を入れる。

     私の場合、YAMAHA AV-1のCDプレーヤを使うためにAV-1の録音出力を

    入力セレクターに取り出してましたので、AV-1でFM放送に切り換えると

    局間ノイズをプリアンプに入力することができました。

 

  2.中・高域担当メインアンプの音量ボリュームを絞りウーファーからのみ

    局間ノイズが聞こえるようにする。

  3.中・高域担当メインアンプの音量ボリュームをあげていき局間ノイズが

    バランスよく聞こえるようにする。

  4.いつも聞いている音源を入力して、いつもと同じように聞こえることを確認

    する。聞きなれている人の声(歌)が良いと思います。

 

    正しくは、このバランス調整はチャンネルデバイダーのレベルセットボリュ

   ームで行うべきですが、私の場合すべてのメインアンプに音量ボリュームが

   ついていますのでそれを使ってます。もちろん一度セットした後メインアンプ

   のボリュームは動かしません。

    チャンネルデバイダーのレベルセットボリュームには保護カバーがついて

   いて、おまけに半固定ボリュームなのでドライバーでないと回せないので面倒

   なんです。

   

 調整後の様子