今日は強い寒波の強風で庭仕事ができないので、先日ジャンクで入手したトランジスタ アンプ Victor A-E5 のチェックをしました。

 背の低いトランジスタ アンプ用の電源トランスが必要なため安価に入手したものです。

 

 正面写真、左上に見える円筒形のトロイダルコアトランスが欲しかった

 

 簡単に清掃してスイッチ類の点検をしましたが、入力セレクターの「TUNER」スイッチが押された状態で固着しており、他のスイッチを押しても押した位置で止めることができません。Kure55を注油しても改善しません。

 

 後面写真、高さ50mm程度で、ミニコンポセットを構成するアンプみたいです

 電源コードは切断されていました

 

 他のスイッチは大丈夫そうなので、とりあえず電源を接続してみましたが、電源SWを押しても電源が入りません。ヒューズはOKみたいですので、電源周りの回路を確認してスイッチをバイパスして直結で電源を入れてみたところ電源ONになりました。

 コンパクトに作ってあるのでどうもスイッチ類が弱いようです。

 

 前後のパネル及びトランスをはずしてトランス周りの配線を確認

 

 トランスを利用するつもりなので結線のメモを作りました

 

 スピーカーをつないで出音チェック中

 

 電源ONになったので、スピーカーを接続、iPOD出力を「TUNER」位置に入れてテスト試聴してみたところ、一応正常に音が出ました。

 最初左チャネルの音が聞こえなかったのですが、入力セレクターをいろいろ動かしてみたところ出るようになりました。

 音量ボリュームのガリも少し動かしたら消え、SP切替、トーンコントロールなども

正常動作を確認できましたが、電源スイッチと入力セレクタースイッチはやはり交換などの対処が必要です。

 

 トランス利用で入手したのですがなんとか動くので何に利用できるか思案しているところです。

 

Victor Model A-E5 の仕様

 出力トランジスタには2SD1141と2SB863が使用されていました。

 スーパーA回路の詳細はわかりませんが、B級プッシュプルアンプのバイアスをダイナミックに変えて疑似的にA級動作をさせる回路方式のようです。

 

 新年になりましたが、ミニ黒薔薇の新しい蕾が開き始めました

 

 見かけたことのない猫が遊びに来たので撮りました