以前、無線機(TS-450)の受信音量が非常に小さくなったので修理したのですが、その後また次のような故障が発生しました。
・電源ON後しばらくは音が出ない。放置しておくと数分後に受信音が
聞こえるようになる。音が出ない時にSメーターは振り切った状態に
なっており、AGC(Automatic Gain Control)がかかってRFゲイン
コントロールを絞り切った状態になっている。
・上記現象は電源ON後の一時的なものなのでそのまま一週間ほど使用
していると、今度は、まったく受信音が出なくなってしまった。
FM受信はできるが、SSB、CW、AMモードでは全く音がでない。
以前修理したところの問題が再発したのかと、今度はIFボードをはずして目視チェックをしたのですが、原因がわかりません。C104(パンクしていた)を交換した時に少々液漏れがあったので周辺をアルコールでよく拭いておいたのですが、残っていたものが基板の配線パターンを腐食したようです。
取り外したIFユニットボード
Webからダウンロードした英語版サービスマニュアルから、C104近傍の回路図と部品配置図を切り出して、これを頼りに、配線パターン切れ、腐食をチェックしましたが問題個所の特定はできません。
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とりあえずC104付近をよく拭いて、怪しそうな配線パターンはジャンパー線で接続してセットしてみましたが現象は変わりません。C104付近の部品 CF1、CF2、CNT3などをはずして配線パターンをチェックすればよいのですが、両面基板からこれ等の部品をはずすことはとてもできません。
FM以外聞こえないという現象からすれば、AM、SSB、CWに共通のAGC回路の配線に問題があることは推定できますので、この配線がC104周辺を通っていないか回路図を頼りに三日間ぐらいいろいろ調べたのですが、結局、問題個所はわかりませんでした。
パターン切れを疑って、ジャンパー線で接続(写真左下)した、故障ボード
ダメもとでメーカー(Kenwood)に修理依頼もしてみたのですが修理対応期間外ということであっさり断られ、もうどうしようもないのでこの機会にアマチュア無線関係の機材はすべて処分しようかとも考えました。
そこで故障したTS-450がどのくらいの価格で売れるのかと Netオークションで調べていると、TS-450とほぼ同一と思われるTS-690(TS-450+50MHzバンド)のIFユニットボードが出品されているのを見つけました。
先の英文サービスマニュアルもTS-450、TS-690共通のものでしたので、IFボードの回路を比較調査したところ使えると判断して落札したのが次のIFボードです。
入手したTS-690用のIFボード、今回の故障の原因となったC104は470u 耐圧16Vのものに交換済みでした
故障ボードについていたオプションのIFフィルターを付け替えてセットアップしたところ問題なく動作するようになりました。
修理後、動くようになったTS-450
今回の故障にはだいぶ手こずりましたが、「出来の悪い子ほど可愛い」とはよく言ったもので、またアマチュア無線に関心が向いてしまいました。
無線機(TS-450)の上に載っているのが、無線データ通信に使用するTNC (Terminal Node Controller)類ですが、これももう一度使ってやってみたくなってしまいました。局免許(JH1HGM)はすでに廃局していますので受信オンリーですが。
ラジオテレタイプ(RTTY)と気象ファックス受信がいいかなとTNC-23MkⅡとHM-101のマニュアルをちょっと調べてみましたが、古い機材なので対応するPCもかなり旧式のもの(ハイパーターミナルソフトとRC232CコネクタがついたWin XP以前のもの)が必要みたいでした。
今のPC機材でもTera Term(ハイパーターミナル代替)、RS232CーUSB 変換ケーブルなどを利用すればなんとかなりそうですが、MMTTY、KF-FAX等のソフトを使えば無線機のSP OutとPCのAudio Inを接続するだけで受信できそうです。
TNC類の出番がないのでは何のためにやっているかわかりませんが、真空管アンプ関係の製作が終わったら検討しようかと考えています。(自分の健康寿命のことは忘れてる
)







