フジとピンクといらないプリクラを切り刻んだ日 | さいあくななちゃん

さいあくななちゃん

さいあくさいてい


私の言いたいこととか しゃべりたいこととか

あんまり言えずにへらへら笑ってみたり、 それでもいいたいことが言える人がいて、

一緒に楽しんでくれる友達や家族がいて、でもこの世界なんてちっちゃくて、東京にいけば

もっともっと沢山友達ができて、楽しいのかな、なんて考えていた高校生卒業時、

ちょーーー依存しまくっていた メール100通送り続けた彼氏にフラれてとっとと東京にいって

楽しい何かをしたかった。

あいつもあいつのことを奪ったクソ女もみんな死ねばいいとかそういうことを思って

一緒にとったプリクラをすべて切り刻んでゴミ箱に捨てといた。

すっきりするって思ったのに なんにもすっきりしなかった。

せっかく書いてくれた手紙とかも全部きって捨てといた。

また付き合ってって言われたけど 絶対いやだ。って言った。 ははは。

ざまあみろだった。 頑張ったカラコンもジッパーも、かわいいワンピースも全部無駄じゃないって思った。

明るい髪の毛も かわいい服も全部許されて自由な国。東京。だったけど

いま思うと山梨でわたしが本当のことを言えた人たちと作り上げた世界のほうがめちゃくちゃへいわであたたかくて帰りたくなくなるような世界だったね。頑張った恋愛も今は無駄じゃないってやっと思えてそんなこともあってこっちでなんだかいろんなことを乗り越えられたけど、あんな辛い思いもうしたくないけど、つらいよーって沢山泣いていた4年前のときに 相談に乗ってくれた人たちがいっぱい展示にきてくれた現在。

あれから4年もたったのに、今も私が彼氏に振られたときに応援してくれていた人々が、今度は私の今の賛否両論ありまくりな美術も応援してくれて感謝や感激や自分の本当の気持ちさえも許してくれるみんなになんていっていいかわかんないぐらい温かい気持ちになった、

死んじゃいたいとか もういやだとか、どこかでずっと言いたかった。

でもそんな気持ち身近な誰かにバラすのがずっと怖かったよ。自分の気持ち悪い部分見せるのすごくいやだった。嫌われたくないよ。って思った。私はふつうの人間で、嫌われてもいいって思うときも沢山あるけど、好きな友達には嫌われたくなかったから、怖かった。

金髪もジッパーも赤いアイシャドウも全部許してくんないって思っていた私の地元だったから、

死にたいなんてもっと許してくんないって思ったよ。

全員辛いんだから辛いの当たり前なんていつから植えつけられちゃったんだろう。

正直に死にたいって言った誰かを美しいっていった私はここから迫害されちゃう気がして、死にたいって書いてある絵を展示したりするのを躊躇したけど、お店のオーナーさん2人がとてもいい人で、全力でわたしを肯定してくれたから、私の正直を隠すもんかと思って、暗い絵もいっぱい貼ったよ。

それでもそんな私を素敵だっていってくださったお店の方々に、感謝しきれなくて、なんか言われたって大丈夫って思えた。

私がむかついたことをブログに書いたら一緒にむかついてくれたりして、すごく嬉しかった。私もそうありたい。って思った。

最終日近くに お店の方が今 身近な夢と 大きな夢二つがあって ななちゃんを見ていたら大きな夢に向かいたくなったって言ってくれて、嬉しくて忘れられなくなった。絶対叶うよ。って思ったし、私が何かできればどこまでも応援する。って思った。優しい言葉をありがとう。

富士吉田にすんでいる若い子たちも沢山きてくれて、 本当はこう思うけど今ここでいったら変だって言われるかもしれない。とか好きなことをやりづらいなんてことを吐露してくれて、嬉しかった。

ななちゃんやフジファブリックの志村さんが好きな表現をここでしてくれていると私もいいのかな。って思えるって言ってくれた女の子もいた。

そういう風に思ってくれて 自分自身がそういうものを証明できるならいくらでもやりたい。好きなこと 言いたいこと してみたい恰好、大丈夫だよっていいたいよ。

地元でわたしの好きなことをやるの自分自身が一番怖かったんだと思うけど、誰かが見てくれて、いいよって言ってくれて、ああ私の気持ちはおかしくなんかないんんじゃないかとか思えたの。

やっと自分を許せるんじゃないかとか思えたのは人とかかわったから、一人ぼっちだったらたぶんこんな気持ちになんなかった。

ずっと人間とかみんな嫌いだし、気があわなすぎるやつ多すぎるから 私なんかいなくなればいいって思っていたけど 私みたいな女もいていいかもしれないとかやっと思えたよ。

遠くから沢山の人が来てくれたよ、私のためにプレゼントを作ってきてくれた人もいたよ、ドキドキしながら、作ってきてくれたのが伝わったし 好きだって気持ちも全部伝わってきて救われて、生きなきゃって思えた。

わたしみたいな気持ちの人や私を許してくれるのはきっと 私自身じゃ気づけなくて、誰かなんだなあって思った。 わたしみたいな気持ちの人だけ私も許してみたいよ。

なにかを思いっきりやったり自分自身を表現することとっても怖いけれど 好きって言われたとき 私は私でいれる。 ずっと一人ぼっちだったの、ピンクなんて遠い色だったの。真っ黒だったの。富士山の近くにすんでいたのにきれいな青色も見落として真っ黒なマッキーでいろんなものを塗りつぶしつづけていたんだ。 だけど やっと色がわかってきた。 やっと富士山の青色も私の好きなピンクもわかってきた。

わたしなんかじゃなんにもわかんなかった。 ずっと孤独に絵を描いていくんだ。って思っていたけれど、不思議と一人ぼっちの人を思い浮かべる時が多くなってきたよ、人間と触れ合えるとこにやっと喜びをかんじる。ありがとう。こんな温かい気持ちを