ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 | みーこのブログ

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一昨日、アミュプラザ長崎ユナイテッドシネマさんで、映画「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」を鑑賞。


アミュプラザ長崎さんのJQカードお得意様プレゼントで、無料映画チケットを頂戴していたので、今回使わせて頂きました😄

平成時代、料理人である佐々木充は、一度食べた料理を再現出来る才能の持ち主。

その才能ゆえ、納得がいかない料理を出さず、お客様に帰ってもらうほどのこだわりが災いし、自分の店を潰してしまいました。

借金返済の為、高額な報酬でリクエストに応じる、出張料理人となった佐々木の元に、戦時中に失われた「大日本帝国食彩全席」再現の依頼が舞い込みます。

そこから、歳月を超えた日本と満州での謎が深まる、壮大な物語が始まりました。

昭和初期、満州に派遣された麒麟の舌(一度味わった味を再現出来る)を持つ料理人、山形直太朗は、妻の千鶴、日本人弟子の鎌田正太郎、中国人弟子楊清明と共に、苦労の末「大日本帝国食彩全席」112品のフルコースを完成させるのですが、こちらのストーリーが圧巻。

このレシピ作成を命じた陸軍大佐、三宅太蔵には驚きの裏計画があり、かなりショックな内容でした。

国境を越えた友情、家族愛の感動と、陰謀や裏切りの悲劇、様々な要素が絡み合う超大作。

特に、料理人山形を演じる西島秀俊さんと、弟子の西畑大吾君は、抜群の演技!!

千鶴役、宮崎あおいさんは内助の功を好演されて、若い頃の楊清明役、兼松若人さんは日本人ですが、重要な中国人役で強い印象を残しています。

三宅役の竹野内豊さんは、出番は少ないものの、陸軍大佐最後のシーンは強烈。

現代の佐々木役、主演の二宮和也さんや、佐々木の唯一の友人で料理人役、柳沢健を演じる綾野剛さんも、後半伏線が繋がっていくシーンでの演技が光っていましたよ。

ただし、個人的には現代での展開に、もっとシッカリ描いて欲しかった部分があったので、もったいないと感じる点がありました。

そこを除けば、何回も泣いてしまうほど感動的で、ミステリーの要素も時代背景とマッチしており、私にとっては邦画ベスト3に入る1本でした。

ぜひ、多くの方に見て頂きたい作品です❗