投資信託を追加購入したと場合、取得単価はどうなりますか? | こっそり始める投資信託・個人年金・相続問題  ~お金のご相談はお気軽に

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投資信託を追加購入したと場合、取得単価はどうなりますか?

と質問をいただきたので、

投資信託の購入単価の計算方法について説明します。




取得単価とは、
投資信託を購入したときの基準価額ではありません。


基準価額に申込手数料(消費税を含む)
を加えた金額になります。


例えば
基準価額が10,000円、販売手数料が3.3%だった場合
取得単価の計算は
10,000円×(1+0.33)=10,330円となります。


ですが!


投資信託を追加で購入した場合は
計算方法が複雑になります。


先程計算したファンドを
基準価額が8,000円になったので追加購入した
とします。


追加で買ったんだから
(10,000円+8,000円)÷2=9,000円
と計算したいところですが、
これは間違っているのです。


なぜかというと
投資信託を追加購入した場合の取得単価は
購入した金額と口数を平均していくらで購入したのか
を計算するからです。


ややこしいですね…



あるAというファンドを
1回目の購入では10,000円で10,000口を購入し
2回目の購入では8000円で15,000口を購入した
とします。


この場合は
10,000円✕10,000口/25,000口+5,000円✕15,000口/25,000円
で計算することになり
取得価額は7,000円となります
※手数料などは考慮せずに計算しています


ちょっと難しいかもしれませんが
一度にまとめて購入するのではなく、
複数回に分けて購入することで
取得単価を下げることができる可能性がある
ということです。
※必ずしも取得単価が下がるわけではありません


複数回に分けたほうがいいのは分かったけど
下がったタイミングで追加したり
余裕のお金ができたとしても仕事とかもあるし、
手続きする時間がないよ!
という方も大丈夫です!


投資信託には「積立投資信託」という 
決まった日に決まった金額の投資信託を自動購入してくれる商品かあります。


金融機関によっては100円から積立を始められますので
資産のときには積立投資信託も利用して
上手にお金を増やしてくださいね!