NISAの非課税期間が終わったらどうなるの? | こっそり始める投資信託・個人年金・相続問題  ~お金のご相談はお気軽に

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現役銀行員がお金のことを分かりやすく説明します

NISAを利用して投資信託を運用しているのですが

非課税期間が終わったらどうなるのですか?

という質問をいただいたのでお答えしたいと思います。




NISAとは2014年の1月から開始された制度で、

NISA口座で購入した「毎年120万円まで」の

株式や投資信託等の利益(売却益や分配金等)が

投資した年から最長5年間非課税になる制度です。



この他にNISA制度には

つみたてNISA・ジュニアNISAがあり、

それぞれ非課税期間が異なります。




非課税期間が終了すると

NISA口座で保有している投資信託等を、

・翌年の非課税投資枠に移す(ロールオーバー)

・課税口座に移す

・非課税の期間中に売却する

のいづれかを選択することになります。




 ロールオーバーの注意点

ロールオーバーを選択した場合、

対象となる投資信託等を翌年度のNISA枠に移動することになります。



12月の最終営業日の時価で移動するため

移す投資信託等の時価によっては翌年度のNISA枠を

使い切ってしまう(翌年度にNISAで新規の投資が出来ない)可能性があります。



移す投資資産の時価が翌年度のNISA枠を超えていても

全てを翌年の非課税投資枠に移すことができます。



ただし、異なる金融機関のNISAに移動することや

異なる種類のNISA(一般NISA↔つみたてNISA)へ

移動することはできません。



また、ロールオーバーする場合には

翌年度のNISA口座が開設されている必要があります。



課税口座に移す場合もロールオーバーと同じように

12月の最終営業日の時価で移動されます。



課税口座に移したあとに解約する場合、

取得金額は当初購入した金額と異なりますので

注意が必要です。



ロールオーバーを利用するかどうかは

来年に新たな資金を使って投資信託などを購入するのか

がポイントになります。



ロールオーバー手続きには受付締切がありますので

早めに検討してくださいね!