始まる前の日々 | Strawberry Moon

あたらしく恋愛がはじまりそうな


私のお相手は



3歳年下。


背が高くて、手足が長くて


肌の色は真っ白で


髪の毛は金髪で


瞳はグリーン。


だけどアダムが外人なのは外見だけ


元々日本育ちなので中身は私よりも日本人らしい。




初めての出会いは


もう4年も前になるころだろうか。



初めての転職先


ベンチャー企業に勤めた時


当時の上司に「友人」として紹介された。


まだ二十歳そこそこのアダムは


私にとっては物珍しい白人にしか映らなかった。



そして色々あった私たちには


連絡を取ることも無くなり


そのまま月日だけが流れ


存在すら忘れていた。



でも、ひょんなことから


去年末


元上司と四谷のバーで飲んでいた時


上司のもとにアダムから連絡が来て


合流することになり、私たちは再会することになった。


昔から馬が合わなくて


口喧嘩ばかりの関係だったけど


数年経って再会しても、それは変わることはなく


再会したばかりだというのに


互いを罵り合い


間に挟まれた上司はお手上げのような顔をしていた。




こんな私たちが

なぜ恋愛を始めようとしているのか

なぜ、お互いを必要と思うのか

分からないけど

でも、始まりから終わりまで

気まぐれに綴っていければいいかなと思う。

いくら日本育ちだとはいえ

外見は金髪の本物の外人。

国際恋愛は本当に大変そうだ。。。

でも、アダム。

あなたが側にいてくれるようになって

私は少し頑張れる気がするよ。

「愛している」なんて

まだ言えないけど、

お互いがそう思える日が早く来るといいよね。