朝からドピーカンだった都内の金曜日、すずやかな風を切ってスルスルとサンボーイで出勤してきました。思ったとおり気持ちよく、本当なら自転車のようにノーヘルで走りたいところですが、そこは安全第一。いつものようにゆっくり流して、通勤走行を満喫しました。
私の通勤距離は片道7キロほどで、通勤だけだと一日往復14キロ弱を走ります。満充電でスタートして、帰宅したときの電圧計は約半分ぐらいです。その後、近所をくるくると買い物に使用してもまだバッテリーには余力があります。
一日使ったら毎回充電が基本。重たいバッテリーを長い距離持ち歩くなら面倒かもしれませんが、私の場合は片手で持てる7キロのバッテリーを玄関から室内に運ぶだけなので、充電作業自体はまったく負担ではありません。時間も4時間以内で満充電になります。
バッテリー容量は48V/15Ah。時速30キロの定速走行で40kmの航続距離となっていますので、体重70kgにカバンを足した私が市街地で実測すれば、走行可能な距離は恐らく25km程度でしょう。なので、愛車サンボーイに関してはトリップメーターで20km前後の使用までと決めています。
この距離は各種の電動バイクの中でも比較的短い方です。でも20kmというのは、東京駅を出発すればJR川崎駅に達し、大阪駅を出発すれば芦屋駅に到達する距離です。そう考えると、一般の人が電動バイク、いや原付バイクで20kmを越えて走るのは、なかなかないことのように思えます。
よくガソリン車との比較で、一充電あたりの航続距離が短いことをマイナスポイントとして取り上げて電動バイクが発展途上だと言わることがあるようですが、ビジネスバイクは別として、サンボーイのような電動バイクにそこまで航続距離が求められてはいるんでしょうか。用途によって乗り物を選択しますし、電動であれガソリンであれ、原付クラスのバイクでそれほど遠出はしません。特性としては短距離中心の乗り物だと思うのです。
ですから、現時点の航続距離でも電動バイクは十分実用的だと思っています。東京から川崎まで原付で行くなんて、考えただけでシンドそうですし、私ならクルマか電車を利用するでしょう。移動のすべてを原付でまかなおうとする人はいないはずで、クルマ保有率が高い地方でも事情は同じはず。
航続距離よりむしろバッテリーの着脱可否の方が、特に都市部の普及には影響が大きいように思います。マンションやアパート住まいの方が多い都市部では、「充電できない」という理由で電動バイクを諦めている方がかなりありそうです。また、もう一つのマイナスポイントとして言われるのが「パワー」ですが、パワーがある機種ほどバッテリー着脱できないタイプが多く、その時点で電動という選択肢がユーザーから外されている気もします。
もちろんバッテリーの進化は大歓迎ですが、原付クラスの電動バイクに限っていえば、航続距離の長さを競うよりバッテリーの軽量化や着脱を可能にして欲しいです。パワーだって時速50km/hを普通に叩きだせれば加速力もそれなりにあると思いますし、そのポテンシャルを持った機種は既に沢山あります。私の場合でもバッテリーが着脱できないから買えなかっただけで、欲しいと思った電動バイクは他にもありました。
こうしたユーザー側の維持管理条件を広範にカバーできる機種があるかないかで、電動バイクの普及はかなり左右されるんじゃないかと思います。メーカーさんには是非とも頑張ってほしい点です。
次は、愛車「SUNBOY(サンボーイ)」以外でも気になっていた他の機種について書いてみたいと思います。
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