37歳で医者になった僕~研修医純情物語~
第1話 「僕は自分をやり直す為に医者になった」
レポート書きながら見てたこともあって、
内容はあまり覚えてませんが、
草なぎ剛演じる、研修医の紺野祐太の、
最後のこのセリフは、とても心に残りました。
「病院を変えようなんて思ってません。
僕は、自分が変わるために医者になったんです」
自分が変わるために医者になる。
誰かの力になりたくても、
そもそも、そういう力や知識、技術が無いと、
実際に行動できないから、
結局責任もないし、実現しなくて、
時には、キレイごとを言っているだけなのかも、
なんて我ながら卑下してしまうこともありました。
「現実は厳しいんだよ」、とか言われると、
自分自身、現場にいないと、それ以上何も言えないし。
自分がやりたいことを、やりたいように実現するためには、
それなりの、知識や経験、能力が必要なんだということが、実習をしていると、
ひしひしと感じられてきます。
患者さんの心に寄り添う医者になりたい、とは思いながらも、
無力な自分、
無知な自分、
理想とはあまりにかけ離れている今の自分。
でも、そのギャップを痛感できたことが、まずは良かったです。
僕は果たして、医者になって、
患者さんに対して責任を負うことになったときに、
本当に手を差し伸べることができるのか、
苦しみに寄りそうことができるのか。
相手のために、苦労を厭わぬ自分でいられるかな。
変わるためには、きっかけが必要だし、
変わろう、変わりたいと思わせてくれる環境、応援してくれる仲間、
そして、自分は変われるはずだと信じられる自信が必要。
僕も、自分を変えるために、医者を目指し、勉強して、
今のこの臨床実習に臨みたいです。