患者さんの家族との関係も | 緩和医療を目指す医学生の問わず語り ~ ナラティブに、ロジカルに、フィロソフィカルに

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臨床で学べること、本、論文から学べることを書いていきたいと思います。医学哲学、緩和医療、腫瘍精神医学(サイコオンコロジー)、終末期医療などに関心を持ちつつ、いよいよ始まる臨床実習(BSL)の感想など、医学生の視点で書き残していきたいと思います。

医者が患者さんを診るのは当たり前だけど、
家族を守ることも、一つの仕事。

患者さんの状態がどうなるかは、家庭にも大きな影響を及ぼすからには、
患者さんとの関係と同じくらい、
時には、患者さん自身との関係以上に、大切になることもありそうな。



治療を拒否する患者さんと、
治療しないと状態が悪化することが分かっている家族(と医者)。

患者さんとしては、治療を受けることへの不安も大きいんだと思います。

しかし、それはそれとして、
治療を受けなければ、もっと痛い想いをしなければいけないし、
家族としても介護やサポートが大変になってしまう。

治療をする以外に方法は無い、と正論を押し付ければ、
それで患者さんの不安が取り除かれるわけでもないし。

かといって、不安な気持ちを真受けにしていても治療は始まらないし、
家族も困るし。


何事もバランスが大事。