本日は中学校編Part③になります。
前回は、やっぱり全国に行きたい、
全国のトッププレイヤーたちと戦ってみたいっとうことで、
弱小のクラブチームから全国でも名の知れた
名門クラブチームに移ることになりました。
しかし、待ち受けていたのは厳しい現実だったということを
お伝えさせていただきました。
どんなふうに厳しかった方いいますと、
約1年半遅れてのスタートとなるので、
とにかく試合で使ってもらえないことでした。
要は活躍の機会をもらえなかったのです。
このチームは小学校のときの各クラブチームの
一番上手い人たちが集まっています。
そして、この1年半の間に熾烈なレギュラー争いがあり、
既にほとんどのレギュラーメンバーが固定されているのです。
当然といえば当然のことですが、いきなり入ってきたばかりの
新参者を試合に出すことはありません。
監督、コーチからしても私がどんな人間かもわからないですし、
期待に応えてくれる人間かもわかりません。
だから私は練習から必死でした。
練習から必死さを伝え、練習から活躍できる、
期待に充分応えられる人間であることをアピールしました。
クラブチームでの練習日は毎週水曜日、土曜日、日曜日、
祝祭日となっていて、
それ以外の日はもちろん自主練習をするのですが、
今までの自主練習の量を増やすだけでなく、質も重視しました。
特にイメージシミュレーションを重視するようになりました。
私は小学校のときはピッチャーだったのですが、
中学校に上がって1年間は肘と肩をケガしたこともあり、
外野を守ることが増えました。
もちろんケガが治ってからはピッチャーもやりました。
しかし、名門クラブチームに移ってからは、やはり1年半も
遅れて入ったこともあり、ピッチャーはほぼ固定されている
状況でしたので、外野としての練習量が増えていきました。
外野としての出場の機会をふやすのであれば、
ピッチャー以上に打撃が良くないと出場の機会がありません。
だから、私はイメージシミュレーションという
質を重視し始めました。
球の軌道はこうなるからバットはこのタイミングで始動する。
球はこのコースにくる場合はこの角度でバットを出す。
そういった量プラス質の練習を取り入れました。
そうすると、頭のイメージと実際の体が一致してくるのです。
クラブチームでの練習でも実際に良いバッティングが
アピールできるようになりました。
もちろんピッチャーとしても諦めていません。
バッティングピッチャーとしても、
ピッチング練習でもアピールしました。
しかし、目立ってアピールできていったのは
外野の守備とバッティングでした。
このときから少しずつですが、
試合でも使ってもらえるようになってきました。
そして、決定的にアピールできたときがあったのです。
ある試合で出来事です。
レギュラーメンバーがケガで出場できなくなり、
7番ライトで出場することになりました。
そして、もの凄いチャンスがきたのです。
1アウト満塁で私にチャンスがきたのです。
このチャンスはスクイズもあれば、打つこともできる。
逆にひっかけて併殺打でチャンスを台無しにすることもあります。
監督は私に「打て」のサインを送りました。
チャンスをものにしろという合図です。
私は相手が投げるボールに集中し、
迷うことなくバットを振り抜きました。
打球はレフト線ギリギリの走者一掃のタイムリーツーベースです。
この一打によって私はレギュラーを奪い取りました。
たった一度のワンチャンスをものにしました。
レギュラーになれたのはバッティングだけではありません、
私は外野での守備でも期待に応えました。
私のクラブチームの練習場の形はいびつでライトがありません。
セカンドのすぐ後ろがネットになってしまうため、
ライトの練習ができないのです。
そして、私がレギュラーになったポジションがライトなのです。
何を意味するかというと、ぶっつけ本番の試合の中で
ライトというポジションの感覚を掴んで
プレーしないといけないのです。
だから、このライトというポジションは信頼されていないと
任せられないポジションでもあるわけです。
これもまたある試合でのことです。
1アウト2、3塁でピンチのときです。
試合は3対1で勝っているのですが、
一打同点になってしまうピンチの局面です。
ここはどうしても死守しないと、
試合の流れが相手がチームに傾いてしまう
重要な場面です。
そして、相手チームが打った打球が
右中間に大きな当たりが飛びました。
誰もが抜けて同点になってしまうと確信するほどの
大きな当たりでした。
私はその打球に対して、ここに飛ぶだろうというところへ向かって
一直線で走っていきました。
打球を見ながらでなく、打球に背を向けたまま走りました。
そして、打球が落ちるだとうというところで一瞬だけ振り返り、
ダイビングキャッチをしました。
超ファインプレーです。
これにより、最少失点で抑えるだけでなく、
試合の流れお相手チームにいくのを防ぎました。
結果試合は勝つことができました。
これにより、私はレギュラーを
完全に固定にすることができました。
それだけでなく、チームから信頼を得るということができました。
チームはというと、順調に勝ち続け私たちは
13期連続全国大会出場というのを勝ち取りました。
次回は全国大会に出場し、そこから私が何を学ぶことが
できたのかをお伝えしたいと思います。
