なぜ、この本を図書館に予約したのか、きっかけを覚えていないのですが、待つこと、数か月。

図書館から本を引き取り、どんな本だっけ?と全く覚えていないまま、読み始めました。

 

まさか読了後にあんな気分になってしまうだなんて、頁を開いたばかりの時は思いもしませんでしたガーン

最後の最後で、ずどんと突き落とされた感じ。

案の定、この本を読み終えた夜、悪夢にうなされました、はいガーン

 

夕木さんの小説を今まで全く読んだことがなかったんですよね。だから全く情報なしで読み始めたのです。

 

夕木 春央

方舟

画像はお借りしました。

 

 

 
 

 

あらすじは講談社から引用します。

 

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。

いずれ地下建築は水没する。


そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。

タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない

 

大学時代の仲間たち。主人公の柊一は、ある予感から聡明で物知りの従兄も週末の集いに誘ったのでした。

社会人になった彼らは、仲間の家族が持つ別荘でゆっくりと過ごすはずでした。

しかし、たまたま山奥の不気味で、今は利用されていない地下建築があるから、余興のつもりで見学しよう!ということになったのですが、なんとその日はその電波も届かない廃墟の中で過ごさなくてはいけなくなるのでしたえーん

 

造りとしては3階層です。

おそらくは終末思想の宗教団体のアジトだったのでしょうか?

長期生活ができるようにはなっています。

発電機もあったことで、一応、どんな部屋があるのかをチェックしてみると、各々が過ごすべき空間は数多くありました。

 

一晩過ぎたら別荘に帰ることが出来ると気軽に考えていたところ、地震により、入口が岩でふさがれたことを知る一行。

そして、自分たちの仲間が殺されたことも!

外部から入ってくることはできないから、理由は分からないけれど、確実に犯人はこの中にいるという疑いようもない事実ガーン

 

最悪なことに、地盤がずれ、地下水がどんどんと上がってくることも判明します。

自分たちのいる階が水没する時間を考えると1週間しかない。

 

たった一つ、助かる方法が見つかります。

大きな岩を落とし、地下空間を遮断するという方法。

ですが、この方法だと落とすために、誰かが地上に向かう助かる空間と反対側から岩を落とさなければならないのです。

 

閉じ込めれた9人のうち、誰が残るべきか?すなわち、誰が犠牲者となるのか?もちろんそれは殺人犯であるべきだびっくりマークと皆、想いつつ、犯人が分からず、時間がどんどん過ぎていきます。

 

その後、第2の殺人、第3の殺人が起き、皆、自分以外の人間に疑心暗鬼になったところ、柊一の従兄が犯人が分かったと皆を集めるのです。

 

一体、自分の仲間に手をかけた犯人は誰か?

その目的は?

そして、その人間が他の仲間を助けるために犠牲になるのか?

 

言っておきますが、これで終焉を迎えていたら、私は悪夢を見なかったでしょうね。

最後、ずどんと落とされますよ。

 

ある意味、今年読んだ本の中で、記憶に残る1冊となりました。