久しぶりのブログ記事です
ようやく時間が取れたので、まとめて記事をアップします。
ちょくちょく空き時間に映画は観ていたので、作品数的には少なくはありません。
まずはこの映画タイトルを聞いたら、石川さゆりさんのあの歌を思い出すのではないかという作品から。
この作品の成功は、田中裕子さんに尽きると思います。
実際、この作品で、この年の主演女優賞は彼女が総なめにしたのだとか。
よく体当たりの演技なんて言いますが、そんな表現では言い表せないほどの覚悟と凄みを感じたほどです
天城越え
画像はお借りしました。
ちょうどWOWOWでかつての松本清張作品を特集していて、そのシリーズの1本として鑑賞しました。
昭和の時代は、今と異なり、結構、えげつないシーンがバンバン入っていたりします、はい。
あらすじはWOWOWからコピペします。
松本清張原作の秀作で、田中裕子ら共演。家出を決意して天城峠を旅していた14歳の少年が、ふと巡り会うひとりの美しい売春婦。彼らの間で生じる事件を叙情性豊かに描写。
静岡で印刷業を営む小野寺は、ある客が印刷の依頼で持ち込んだ、30年前に起きたある事件調書を目にして衝撃を受け、当時の記憶をよみがえらせる。
そのころ、14歳の少年だった小野寺は、寡婦であった母が叔父と情交を結ぶ現場を目撃して家出を決意し、ひとり天城越えの旅に出る。
だが次第に辺りは暗くなり、心細くなったところでハナという美しい売春婦に出会った彼は、彼女の優しさに触れて救われたような想いを感じるが……。
主人公の少年が複雑な思いで家出した際に出会ったハナ。
この時の田中裕子さんのアップがなんとも美しく、はっとするほど色っぽいの。
その少年に対して母性を思わせるようなまなざしなのに、その同じ眼差しが大人の男どもに対しては、一気に妖艶さが増していくの。
ある男が殺され、その犯人として逮捕する刑事の田島役に渡瀬恒彦さん。
この田島が刑事魂とでもいうのでしょうか、本当に執拗なの。
刑事を定年で引退しても、1件だけ腑に落ちない事件を追い求め、その時の事件調書の印刷をとある印刷会社に依頼することからすべてが始まるのよね。
その会社の社長こそ、あの少年だったのだから。
松本清張らしく、哀愁が漂うエンディングもいいですね~。
こちらが予告になります。
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