ようやく鑑賞できました韓国映画の1本
時代の流れもありますし、色々と鑑賞後に考えさせたなぁ。
誤解を恐れずに言うならば、芸能界のみならず、一般社会でも男女とも整形大国の韓国になる前の韓国人たちの素顔が見れたのが収穫だった
でも、その手がつけられていない分、登場人物の顔立ちが個性的で素敵だなぁとも思いました
しかも今までの韓国映画を対象にした人気投票でも1位という作品
1960年に製作されたモノクロ映画。
カンヌ映画祭にも出展されていました。
当時は世界的にはまだまだ韓国映画はさほど注目を浴びていない時代ですね~。
ポン・ジュノ監督がインタビューでこの映画に大いに影響を受けたということですし、このリメーク版も実は既に鑑賞しているんです(←ブログ記事にはしていなかったけどね)。こちらの方はかなりスタイリッシュに仕上がっていました
下女
画像はお借りしました。
あらすじはWOWOWからお借りしました。
今は亡き韓国映画界屈指の怪物監督キム・ギヨンが1960年に放ち、韓国映画オールタイム・ベストのアンケートで堂々第1位にも選出された、彼の代表作にして最高傑作。
妻子とともに平和な家庭生活を送る、作曲家で音楽教師のトンシク。
彼は工場で働く若い女性たちを相手に音楽を教える一方、妻のチョンシムは内職仕事に励み、やがて彼ら一家は、平屋から念願の2階建ての新居に移り住み、新生活を始める。
そんな折、3人目の子どもを妊娠中のチョンシムが病で倒れたことから、ミョンジャという若い女性がメイドとして雇われるが、不気味な彼女の存在が一家を思いも寄らぬ破滅の運命へ導くことに。
一言で言えば、主人公の音楽教師のトンシクがすべて悪い
知的ですごくモテる設定で、若い女性たちの方から言い寄ってくるという設定です。
うーん、でもピアノを弾けるという以外は、無骨だし、女性たちに対しても口説くということもしていないんですけどね~。当時はイケメン男優がいなかったのかしら?
奥様はすごく美しい方。典型的な当時の美女なので納得。
また、この一家を不幸のどん底に貶めるのが住み込み家政婦のミョンジャ。
確実に演出と思いますが、トンシクを無理やり射止めるまでは、変な流し目に蛇を思わせるような舌なめずりが目に付くかなぁ。お行儀が悪くて、こりゃ、今までも友達とかいなかっただろうし、いないだろうなぁという超自分勝手な女です、はい。
身重の奥様が実家に帰っている間に無理やり、そういう仲になるのですが、ミョンジャが妊娠したことが分かってから、奥様と下女の関係が逆転するんですよ。
こういうことが世間にばれたら、夫が無職になり、せっかく購入した一軒家も手放し、貧乏になるって…この考えがよく分からないのよね。
エンディングには苦労されたのかな?
最後の最後で
あぁ、こういう落とし方する~
と思っちゃいました。
ですが、えぐい展開の多い韓国映画にあって、これがそれ以降の作り手に大いなる影響を与えているのは分かります。
こちらがオフィシャル・トレーラーです。
フランス語字幕ですが、不気味な怖さはお分かりになるかと思います。
いつも拙ブログにお越しくださってありがとうございます。