久々のブログ記事になります。

それなりに映画は自宅で鑑賞しているのですが、記事をアップする機会を逸しておりました。

 

ようやく落ち着いたので、意外に面白かったロシアの作品を紹介します。

日本初公開を実現したのは、またまたWOWOWさん拍手

ロシアの国内収益NO.1ですが、なかなかこういう作品は日本市場に届かないですから、WOWOWさんのご英断に感謝ですラブラブ

 

それにしても、ロシア語は全くわからないので、字幕に頼るしかありません。

ロシア語ってサウンドを聞いていると、実に魅惑的ウインク

その分、自分の知らない世界観に興味津々でした。

 

さて、今回の主人公はニコライ・ゴーゴリですパー

恥ずかしながら、彼の作品って1本も読んだことがないです。

のちのロシア文学界のにみならず、世界の作家たちにも影響を与えた作家だから、やはり読んでおくべきと反省しました。

 

映画は「魔界探偵ゴーゴリ」シリーズと銘打ってますね!

確かに幻想的でグロテスクで摩訶不思議な要素を全面に押し出しています。

その軸をあまりダーク・ファンタジーに偏らせないため、ロシア版シャーロックホームズともいえるグロー刑事をかませてミステリーを解き明かすプロセスでリアリティを出していたのも、上手な演出と思いました。

 

当時のロシア帝国の様子だけでなく、事件が起こるの民衆たちの暮らしぶりなども垣間見れて面白かったわぁ。

1本がざっくり100分ぐらいなので、3本連続で見ると300分。およそ5時間、19世紀のロシアに漂わせていただきました、はい照れ

 

1 ゴーゴリ 暗黒の騎士と生贄の美女たち

画像はすべてお借りしました。

 

 

ニコライを演ずるのはアレクサンドル・ペトロフという人気役者だそうです。

本物のニコライに似せたとはいえ、最初見たときは

 

顔色悪っびっくり

 

とのけぞったガーン

 

キャラとは言え、おどおどした変人ぶりに思わず目を見開いた。

 

あらすじはWOWOWからコピペします。

 

サンクトペテルブルクの秘密警察で書記官をしている作家志願のゴーゴリは、犯罪解決のヒントになるビジョンが頭に浮かび、その能力を認めた刑事グローに同行し、ディカーニカ村へ。

そこでは3人の若い女性が殺される事件が立て続けに起きていた。

各犯行現場では、馬に乗った“黒騎士”が目撃されていたが、ゴーゴリはダニシェヴェスキー伯爵の美しい妻リザと親しくなる一方、亡くなったはずの若い女性オクサーナとも知り合い……。

 

2 ゴーゴリ 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚

続編ですので、登場人物も同じ。あらすじは同じくWOWOWからコピペします。

 

 

ディカーニカ村で連続女性殺人事件に関係する“黒騎士”を追ううち、ある仲間を失ったゴーゴリだが、地元警察の署長に頼まれて正規の捜査官となり、事件の謎を追う。

やがてゴーゴリは、村で30年前にも連続女性殺人事件が起きていたと知るが、事件がいずれも祝日に発生しているという法則に気付く。ゴーゴリ以外の人々も非現実的なビジョンを見だす一方、次の祝日“生神女庇護祭”に若い女性を全員保護するという対策が練られる。

 

1作目で頼りのグローが「黒騎士」との闘いで死亡(でも亡骸は見つからず…)。

彼の意志を継ぎ、事件解決に奮闘する真面目一辺倒ニコライですが、面白いのがヴィジョンを見る度に彼がいきなり失神すること!

パート2では、登場人物たちもそれに慣れ、

 

はいはい、ニコライさん、また失神ですねパー

 

という感じで対処する適応力の高さを見せておりますニヤリ

不器用だけれど、失神しまくるけれど、真面目で真剣な振る舞いが警察長官だけでなく、村の医師をはじめ、捜査の協力者たちの信頼を勝ち得ていくの。

 

女性関係も同様。

この生彩を欠いておりますゴーゴリですが、美しき領主の人妻リザともプラトニックな想いを交わし、30年前に殺されたオクサーナ(水の精霊)からも想われるというおいしい役回りです。

 

最後の最後で妖怪との対決で命を落としてしまうニコライですが、最終章でその謎が解き明かされます。

 

3 ゴーゴリ 蘇りりし者たちと最後の戦い

 

 

あらすじはこちら。

 

強大なパワーを持つ謎の存在“ヴィー”に殺されたと考えられたゴーゴリだが、埋められた墓から現われ、まだ生きていることが明らかに。

ゴーゴリは事実関係の数々からダニシェヴェスキー伯爵こそが“黒騎士”の正体だと考えるようになるが、警察署長はゴーゴリを“黒騎士”かその仲間だと決め付け、彼を警察署の牢屋に入れてしまう。

やがて署長と同じ考えを持つ村民の群れは警察署に押し寄せ、ゴーゴリを火あぶりにしようとし……。

 

なぜ、ゴーゴリがこういう「闇の世界」のヴィジョンを持ち得るようになったのか、なぜ亡くなった者たちとの対話ができるのか?の謎も解き明かされるの。

 

エンディングは工夫しています。

作品中でも自分の文才に自信がなかったゴーゴリでしたが、愛したリザのアドバイスから、この一連の難事件からヒントを得て書いた『ディカーニカ近郷夜話』で一躍、文壇のスターになるのね。

作家として憧れていてそのグループに入りたいとずっと願っていたプーシキンが想定外の形で登場!!

プーシキンとゴーゴリのその後、育まれる友情を想起させます。

 

では、1作目のオフィシャル・トレーラーをごらんください。

 

 

 

ストーリー展開も独特でした。

個人的にはカギを握る美女リザを演じた女優のタイーシャ・ヴィルコヴァが私が想像するロシア美女の典型!

本当に愛らしく、また演技も上手で、これからもっと活躍されるだろうなぁって思います。

 

いつも拙ブログに起こしくださってありがとうございます。

 

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