もう…気が付いたら今年も大みそか
は、早すぎる。
そして今年は年末に時間があったので、キャッチアップすべく最後の最後まで映画を観ることができて、まぁ、「終わり良ければ総て良し」かしらなんて思っています。
2019年はトータルで167本でした
過去うん十年の年間鑑賞記録が169本なので、振り返るとよく映画を観ていたことになります。
外国に住んでいた際は比較的時間があり、自由きままな身分だったので劇場で鑑賞することが多かったです
一方、日本では仕事が入ってしまうと自由な時間がなく、劇場に行く数は大幅に減り、その代わり、録画していたものやアマゾン・プライムでその時の気分次第で、家で鑑賞という形に変化しました。
心に残る今年の作品といえば、今、鑑賞リストを見直してみると、このあたりかな
ボヘミアンラプソディー (もう圧倒されちゃって、観終わって、すぐさまもう一度観たいと思った作品)
ロマノフ家の末裔 (映画じゃなくて、アマゾン・プライムのドラマシリーズ。1本、1本の密度が濃くて、役者も映画の主役級が揃いました)
モーツァルト・イン・ザ・ジャングル(こちらもドラマ。シリーズ3までありますが、終わりが尻すぼみとなって残念。でもシーズン1は面白いですよ。NY交響楽団の癖ある団員たちをまとめることになった天才だけどわがままな若き指揮者が繰り広げるドタバタ劇です)
翔んで埼玉(機内で噴き出さないようにするのに苦労した映画。こういう漫画チックな切り口のコメディをがっくんが真面目に照れずに演技していたから余計に面白かったわ)
などなど。
ただ、一番がつんと心を掴んだのが年末に観た昔の韓国映画だったの。
最後の最後に観てしまった
出会ってしまった
と思えた1本。
それでも重い腰があがって観るまでが長かった!
WOWOWで放映していたので、一応、録画しておきましたが、ずっとほったらかし。
名作の誉れが高いこちらの作品でしたが、暴力性が強いこと、韓国映画だったことなどで今まで避けていました。
世界的にも有名なパク・チャヌク監督の「復讐三部作」の最後の作品です
親切なクムジャさん
画像はお借りしました。
主演は韓国芸能界の中でも美人女優として国際的にも知名度が高いイ・ヨンエ。
さすがに私も彼女のことは『JSA』の時から知っておりました。
その後、日本でも大ヒットしたドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で国民的な女優の地位を築きました。
あの透き通った白い肌、どこまでもピュアな印象があるイ・ヨンエがあのような恐ろしい女性の役を演じ切るなんて
まさに文字通り、体当たりでの演技でした。
復讐するまでの奇抜な赤いアイシャドウ・メイクさえ、彼女の美しさは揺るがない…。
のですが、1本、何かが抜け落ちてしまった女性の業と性を見事に表現していました。
あるシーンでは、何秒間も瞬きをせずにまさに「般若」のような表情をするのだけれど、これがあのイ・ヨンエなのかと思うほど、顔つきが変わるのです。
Wikiからあらすじをコピペしました。
幼児誘拐・殺人の罪で13年間服役していた主人公クムジャ。
その罪は濡れ衣だった。
自分の子どもの命を盾に取られ、彼女は真犯人の罪をかぶったのだ。
いつもにこやかに服役仲間や支援者たちに接して「親切なクムジャさん」と呼ばれる模範囚の彼女だったが、娘との暮らしを自分から奪った真犯人への復讐を決意していた。
出所した彼女はパティシエの職に就く。
そして密かに服役中に知り合った仲間、また彼女の無実を直感していた当時の捜査関係者とも手を組み、真犯人を追い詰めついに捕らえる。
しかし、真犯人の犠牲になった子どもが一人だけではないことが判明。
そして、犯人によって殺された子供たちの遺族による復讐が始まる。
他の韓国映画同様に、日本人的感覚からするとTOO MUCHなえげつない暴力シーンが続きます。
が、根幹にあるのは、母が娘を想う気持ちの強さ
こちらがオフィシャル・トレーラーです。
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