2017年に製作された英国映画イギリス

でも邦題に惹かれてずっと観たかった作品でした。

ちょうどWOWOWで上映されていたので録画していておりました。

今週、ようやく落ち着き2時間ぐらいの空き時間を見つけたので、速攻で鑑賞しました。

 

The Escape

 

邦題:パリへの逃避行

 

英語版WIKIから画像はお借りしました。

 

 

邦題からはどこかロマンティックなことが待ち受けているのでは!とワクワク感を醸し出しますが、実はかなりおもーくシリアスな仕上がりとなっております、はいびっくり

 

 

どこにでもいるような英国の郊外に住む幸せな一家。

一男一女の子供たちはやんちゃですが元気で可愛らしく、そんな子供たちの面倒もよく見る夫。

勤め先もきちんとした会社で何一つ困ることはない家庭のはずなのですが…。

 

子供たちを送り迎えした後、ふと空を見上げるとモヤモヤした感情で涙が流れてきてしまう。

夫は良い父だし、良い人ではあるけれど、彼女の気持ちを本当に理解しているかどうか?は不明。

 

何が不満なのか?

自分は何をしたいのか?何になりたいのか?

 

そんなことを相談できる相手は誰もいないのです。

はたから見れば、こんな素敵なライフスタイルはないわけですから…。

 

実の母に相談してもまったく寄り添ってもらえないの。

むしろ諭すように娘に対して

 

子育てが大変な今の時期、そういう気持ちになるのは誰にもあることよ。

誰もが通る道。我慢なさいパー

 

そんなある日、誘われるようにロンドン市内に出かけ、街中を散歩するだけで久しぶりに幸せな気持ちを味わうタラ。

そこで見つけた『パリのクリュニー修道院に収蔵されている貴婦人と一角獣』などにまつわるカタログのページをくりながら、アートこそ自分がやりたかったことではないか!?とようやく自分が自分らしくいられる道を見出したような気分になるの。

 

夫は最初こそ「今の何が不満なんだ」という反応でしたが、最近、気持ちが不安定な彼女が幸せならとしぶしぶ専門学校に通うことを了承するの。

 

完全に納得していないから、日常のちょっとしたことでも夫婦の気持ちが離れる火種はここかしこにあります。

散らかしざんまいでゆうことをきかない子供達。

どんどんと自分が良い母ではないと気持ちを追い詰めていたところ、息子が何よりも大切にしている「貴婦人と一角獣」の本を乱暴に扱う姿を見て、タラはブチ切れます。

 

色々な不満や不安な気持ちが膨らみすぎて、ある朝、朝食を用意していたのに粗相をした瞬間、彼女は夫も子供たちも置き去りにして、パリ行きへの片道チケットを購入し、憧れのパリへ…そう、逃避行するのです。

 

知り合いも友人もいないけれど、紅葉のパリの街角はつい微笑みが出てしまうほど美しいの。

 

携帯電話も完全にOFFにして、今までのしがらみから解き放たれ自由な気持ちに踊るかのようなタラ。

もちろんクリュニーにも行きます。

貴婦人と一角獣に逢いにパー

 

修道院美術館で知り合ったフランス人男性とのアヴァンチュールさえも、自分が自由になったと思う彼女。

でも、彼にも帰る家があり、家庭があり、永続する関係ではないと冷静に現実を見つめ、タラは深夜、ホテルから行く当てもなく、街を歩くのでした…。

 

朝起きたら、知らない女性の家で目覚めます。

円熟した素敵なパリジェンヌで、昨夜、あまりに悲しい表情をしていたタラを見捨てていくわけにはいかなかったと家で連れ帰ったとのこと。

 

彼女にだったら、心の迷い、惑い、苦しみや葛藤を素直に話せたタラ。

その話を聞いても、静かに夫の元に戻るように諭す女性のアドバイスを受け、彼女の家を出た時、夫の姿が見えます。

お互いに心に色々な思いもあるけれど、抱き合う二人。

 

そしてシーンが変わり、タラは自宅ではないアパートで一人暮らしのよう。

おそらくロンドンでアートの勉強をしているのでしょうか?

緑あふれる横切った公園で、若い母親とはしゃぐ子供達の声が聞こえ、ふと哀しい表情になりますが、それでも顔を上げて自分の道を進むタラはようやく自分の生きる道を見つけたのでしょうか?

 

こちらがオフィシャル・トレーラーです!!

パリの秋の空の美しさはもちろんですが、街を歩いているとよく聞こえる音などさえ、タラが高揚する気持ちは分かるような気がする。

監督のドミニック・サヴァージュがあくまでこだわった即興性が十分に生きていますラブラブ

 

 

 

 

主人公の主婦を演ずるのは実は実力派である英国女優のジェマ・アータートン爆  笑

実はというのも、彼女は007の(ちょい役の方の…笑)ボンドガールで世界的には知名度が上がったから。

ソバカスがキュートで、笑顔もややアンニュイなので、かえって気になるような女性を演じさせたらすごく上手。

今回も何不自由なく暮らしている主婦タラの移りゆく気持ちの機微な変化を見事に演じていました。

 

夫役はドミニック・クーパー。

今回はびっくりするほどおっちゃんになって、老けてたびっくり(←役作りなのか?リアルなのか?)

『ママ・ミーア』の頃と10年ぐらい違うんじゃない?って思うはずですよ。

 

今回の映画は即興性が強いと言いましたが、セリフについてはほぼ役者たちの即興らしいのです。

映画の子供たちも撮影で家を借りていた家族の本当の子供たちらしく、子役じゃないんですって。

 

いつも拙ブログにお越しくださってありがとうございます。

 

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